2017年6月29日 (木)

横浜の風景から 516

朝一番で8563を点検に出しに行って、
雨は降らずに助かったが、中途半端な夏景色。

20170629a

泉区新橋町の中丸家長屋門。霞んだ夏空。

20170629b

泉区新橋町の水田にて、今年も稲は青々と。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月28日 (水)

ベルナルト・ハイティンク 23

ベルナルト・ハイティンクの指揮によるシューマンで
交響曲 第2番 ハ長調 作品61を聞いている。
演奏は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団である。
1984年1月にアムステルダム・コンセルトヘボウで収録。
非常に集中力の高い演奏で、その力強さに感動する。
基本的には折り目正しく、きっちり端正に聞かせるという
ハイティンクらしいシンフォニックな仕上がりなのだが、
この時期の演奏には、激しさとか感情のほとばしる…
熱気や程よい荒々しさも感じられて、夢中になってしまう。
シューマンの交響曲は、どちらかというと構成は単純で、
しかしこれだけ引き込まれて聞けてしまうのだから、
自分でも好きだなと思うのである。特にこの第2番が、
昔から一番のお気に入りでハイティンクは格別な存在!

DECCA 478 6360

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月27日 (火)

ミヒャエル・ギーレン 20

ミヒャエル・ギーレン・エディション(第4集)から
シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏で
シューマンのゲーテのファウストからの情景
1980年1,2月にシュトゥットガルトのリーダーハレ。
シューマンのこの作品を知ったのは、アバドのCDで
1994年のベルリンでの録音だが、その後もいくつか
出ていたけれど、アルノンクールやハーディングだが、
正直なところ、それほど興味を示さなかったのだが、
今回、ギーレンのライブで聞いてみると素晴らしい。
やはり音楽に鋭く切り込んでいく作品に対する姿勢と
迫りくるリアルな響きによって、訴えてくるものがある。
それほどには機会のない珍品ではあると思うのだが、
アバドよりもずっと昔にギーレンの演奏があったとは。
さらにいうとベンジャミン・ブリテンが1970年代前半に
録音を残しているようで、マニア受けする作品である。
ギーレンは本当に挑戦者で、キビキビした音は最高。

SWR>>music CD-No.SWR19028CD

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月26日 (月)

クラウディオ・アバド 34

クラウディオ・アバドの指揮によるベルリンフィルで
ムソルグスキーの死の歌と踊り(ショスタコーヴィチ編曲)
チャイコフスキーの交響曲 第5番 ホ短調 作品64
1994年2月18-20日にベルリン・フィルハーモニーで収録。
ムソルグスキーの独唱は、アナトーリ・コチェルガである。
1980年代のシカゴ交響楽団との交響曲全集を聞いたが、
それから少ししての1994年のベルリンでのライブ録音。
私のお気に入りである。シカゴとの演奏もよかったけど、
やはりベルリンフィルはすごい。ライブ特有の集中力で
この張り詰めた空気が魅力だが、とにかく最高の感動だ。
時間を置いて、ときどき聞いてきたが、聞けば聞くほどに
輝きのサウンドは、信じられないような深みの表現にも
感じられて、アバドならではの端正な造形感覚もあって、
私はまずこの演奏を選ぶ。ファンにとっては決定盤だ!

SONY SK 66276

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月25日 (日)

シャルル・デュトワ 3

シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団で
ラヴェルの管弦楽作品を収録順に聞いているが、
パスカル・ロジェの独奏で、ピアノ協奏曲 ト長調、
古風なメヌエット、左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調、
海原の小舟、バレエ「ジャンヌの扇」~ファンファーレ、
1982年6月17-25日にモントリオールで収録されている。
デュトワの音作りは鮮烈で、その色彩と輝きは圧倒的、
それに影響されてのパスカル・ロジェが、いつも以上に
躍動感や勢いも感じられて、本当に素晴らしいのである。
1951年生まれのパスカル・ロジェはこのとき31歳だが、
スペシャリストの印象通り、隅々まですでに完成されて、
ピアノ協奏曲はその後もよく演奏して、イメージがあるが、
左手のための協奏曲が特に深みのある音色で感動した。
昔から定盤とされているが、まさにこれこそが名盤だ。

DECCA 478 9466

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月24日 (土)

アンドレ・プレヴィン 20

アンドレ・プレヴィン指揮ロサンゼルス・フィルによる
ドヴォルザークで序曲「謝肉祭」作品92にはじまり、
交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界から」
1990年4月30日にUCLAのロイス・ホールで収録。
落ち着いた響きでどっしりとした構えはドイツ的であり、
重厚なイメージもあったのだが、今回は少し違って、
細やかな表情付けやしなやかな動きが聞こえてくる。
こちらの気分やそのときのコンディションでも変わり、
やはり時間を空けて、聞き直してみることは重要だ。
プレヴィンが非常に丁寧に音を扱っているのである。
穏やかで自然体な運びは独特であり、それもあって、
緩急のメリハリはそれほど強調されていないことも
仕上がりの特徴に繋がっていると思う。録音の点で
さらにクリアだったなら、印象もまた違ってくるし。

TELARC CD-80238

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月23日 (金)

マティアス・ゲルネ 1

マティアス・ゲルネの歌うブラームスの歌曲集。
クリストフ・エッシェンバッハのピアノと共演で
プラーテンとダウマーによるリートと歌 作品32、
ハイネの詩による歌曲が5曲、歌われて、
夏の夕べ 作品85-1、月の光 作品85-2、
死は冷たい夜 作品96-1、花は見ている 作品96-3、
航海 作品96-4、4つの厳粛な歌 作品121
2013年4月、2015年12月にベルリンでの収録である。
渋い選曲であり、なんとも深みがあって、夜の世界だ。
暗く、モノトーンだけど、こんなにも心に響いてくることは、
そうはなくて、今回も本当に素晴らしい。ここでの作品で
よく聞いて親しみあるのは、最後の4つの厳粛な歌だが、
エッシェンバッハのピアノはかなり自由であり、合わせて、
マティアス・ゲルネも心のこもった歌で、これは感動した。

Harmonia Mundi HMC 902174

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月22日 (木)

マルティン・シュタットフェルト 1

マルティン・シュタットフェルトでショパンの練習曲集。
練習曲集 作品10と作品25の24曲の練習曲だが、
調性の異なるそれぞれの曲をつなぐ間奏曲のような
即興演奏ということだが、シュタットフェルトによる
曲が挿入されている。2016年7月25-29日に
ベルリンのイエス・キリスト教会で収録されている。
挿入のないところでも曲は連続して演奏されるし、
全体がひとつの流れに途切れることなく進むように
シュタットフェルトは意図して弾いているようである。
その点でも音楽的に響くように練習曲としての性格は
完全に失われて、技巧的な面をここまで打ち消して、
優しく、柔らかく聞かせた演奏は聞いたことがない。
しかしだからこその魅力であり、何と表現すべきか、
シューマンの子供の情景を弾くつもりで練習曲を
弾いたような、かわいらしい仕上がりは何ともいい。
角の取れたソフトなタッチで、すべては丸い音で、
全く新しい世界を描き出すことに成功している。
これまでの常識とあまりにもかけ離れているが、
もう天才としかいいようがなく、私は好きである。
そう、これは練習曲集というより、詩集なのだ。

SONY 88985369352

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月21日 (水)

クリスティアン・テツラフ 1

クリスティアン・テツラフとラルス・フォークトによる
ブラームスのヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調、
第2番 イ長調、第3番 ニ短調とスケルツォ ハ短調。
2015年8月24-26日にブレーメンのゼンデザール。
期待はしていたのだけど、ここまで並外れて感動的に
これまでの中でも最高の名演に仕上がっているなんて、
正直、驚かされた。ブラームスの完成された音楽に
まだこんなにも豊かな表現が生み出される可能性が
残されていたなんて、これを驚かずにいられようか。
テツラフは弱音を駆使して、繊細な表情を基本として
かなり自由な印象に聞かせている。そうした音作りに
多大な影響を与えているのがラルス・フォークトである。
どう聞いても伴奏というべきところに豊かな響きを与え、
いきいきと語り出し、最弱音から豪快な和音にまで
表現の幅が信じられないぐらいに大きいのである。
本当に素晴らしい。こんな演奏は聞いたことがない。
このふたり、何かを掴んで、抜け出したようである。

ONDINE ODE1284

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月20日 (火)

ジャン・ジャック・カントロフ 7

ジャン・ジャック・カントロフでバッハを聞いている。
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 BWV1004
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 BWV1005
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 BWV1006
1979年11月に荒川区民会館で収録されている。
昨日に続いて、やはり非常に辛口なバッハなのである。
独特の張り詰めた空気に緊張感があり、厳しさがあり、
こういう仕上がりは嫌いではないが、一方で覚悟がいる。
心地よい疲れどころではない…叩きのめされる感じで
しかしそれだけの魂のこもった強さに心の底から感動。
私は、バッハはほとんど聞かないので、たまに聞くには、
これだけの凝縮された演奏の方が、ありがたいのだが、
優雅な安息の時間はここには存在しない。それこそが
カントロフのバッハなのであり、当時は最先端であったと
そして40年近くが経過した現在も全く色褪せていない。
話は変わるけれど、荒川区民会館で収録されており、
この時代、音響のいい会場で知られていたのだろうか。
高橋悠治もいくつか荒川区民会館で録音を残している。

DENON COCO-73158,9

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«ジャン・ジャック・カントロフ 6