内田光子 1 ~ドビュッシー
このところ…内田光子のモーツァルトが
聞きたくなってきているのだが、その前に
今日はドビュッシーの練習曲集を聞いている。
1989年4月9-12日にスネイプで収録。
ドビュッシーの練習曲集は、私にとっては
格別な作品となっているのだが、実は
最初に聞いたのがこのCDであった。
正直なところはポリーニ盤が一番のお気に入りだが、
この内田光子の演奏も久しぶりに聞いてみて、
やはり究極的な境地に達していると凄まじく名演である。
内田光子の音は、モノトーンとまではいわなくても
中性的であり、色彩に関しては抑制されている…
というか、精緻にコントロールされていると思うのだが、
それゆえに透明な輝きは圧倒的な素晴らしさであり、
こんなにも新鮮な感覚にしてくれる演奏はないのである。
あとはいうまでもなく…この運動性、躍動感、強弱の対比、
あらゆる要素がクリアに響いてくるシャープな感性…
何をとってもすべてが完璧であり、これが内田光子だ。
PHILIPS 422 412-2
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