2019年1月20日 (日)

1月20日の感想

大河ドラマの「いだてん」が、第2回の放送で
視聴率が急落したらしい。12%ぐらいのようで。
初回は15.5%で、「西郷どん」は上回ったが、
でも数字はどうであれ、どちらも面白かったけど。
講道館の嘉納治五郎はなんとなく知っていたが、
金栗四三はさすがに知らない。聞いたこともない。
どうしても主人公の知名度のなさは影響してくる。
そういう中で第2回に登場した松尾スズキ演じる
四代目橘家圓喬には大興奮!伝説の名人である。
まさかドラマの中で圓喬に出会える日が来るなんて。
昭和の名人志ん生の憧れの師匠だったのであり、
名人といえば、圓喬師匠の名前を挙げていたと
志ん朝師匠が父志ん生のことを振り返っていた。
志ん生が落語の世界に入る前の美濃部孝蔵であり、
その橘家圓喬に出会うのが第2回の放送であった。
今日の第3回では、どうなることやら、楽しみだ。

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2019年1月19日 (土)

チコちゃんに叱られる

今週はチコちゃんが砂場に遊びに行っているそうで、
陽だまりの縁側でキョエちゃんと岡村が案内をする
「キョエちゃんに叱られる」という傑作選であった。

年輩の人たちをシルバーというのは、国鉄時代の
シルバーシート(1973年敬老の日より)にはじまる。
1982年発行の辞書には、「シルバー」で「高齢の」
という意味が加えられているが、以前の辞書には
「銀色」の意味しか載っていない。シルバーシートの
グレーの布は、新幹線の座席の布の転用であった。
青とグレーの新幹線普通席は、記憶に残っている。
続いて、大人になると一年があっという間なのは、
子供に比べて、人生のトキメキがないからであり、
「自分が感じる時間」と「実際の時間」が一致する
19歳の頃から大人は、時が流れるのが早くなる。
理論上、タイムマシンはすでに存在し、高速で動く
物体の時間の流れはゆっくりであり、新幹線で
東京から博多の1200kmの距離を移動すると
10億分の1秒だけ未来に行ったことになる。
その辺がよく描かれているのが「猿の惑星」で
地球の周りを高速で移動している宇宙船の中に
長く滞在していたため飛行士たちは歳をとらず、
帰還するとそこは、未来の地球であったのだ。
最後に左投手の「サウスポー」の訳だったのだが、
結論は「わからない」ということだけど、照明設備が
なかった時代の野球場は、夕方の西日を考慮して、
マウンドとバッタボックスの位置を決めていた。
打者が西日で眩しくならない東北東に投手がおり、
野球場の向きは現在もそのルールによっている。
それで左投手が投げようとすると手は南向きにあり、
よって、サウス(南)ポー(手)という説があるのだが、
これでいいような気がするのだけど、野球事典では
「幻想にすぎない」と否定している。ということで、
「わからない」という結論。だけど、この話は面白い。

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2019年1月18日 (金)

ツィモン・バルト 9

ツィモン・バルトとクリストフ・エッシェンバッハの協演による
シューマンの作品で、管弦楽はNDR交響楽団の演奏。
序奏とアレグロ・アパッショナート 作品92
主題と変奏(幻覚の変奏曲)WoO24
序奏と協奏的アレグロ 作品134
6つのカノン形式による練習曲 作品56(ドビュッシー編曲)
2009年5月4-6,8,日にハンブルクのリーバーマン・スタジオ。
ツィモン・バルトがここでも極端な弱音でその繊細さは格別、
そこにオーケストラが加わり、様々な要素が集まってきて、
壮大な世界へと広がる様には、感動せずにはいられない。
天才である。音楽への想いがあって、それをここまで率直に
心のままに表現して、独自の感性、創造性でありながら、
作品を壊すことなく、聞く人の心を強く引き付けるのである。
有名なピアノ協奏曲 イ短調ではなく、残りの協奏的作品で
知られてはいるが、少々地味なところで、だからこその魅力、
狙いは大成功なのであり、実際、非常にシューマンらしい
いかにもの作風なのだが、聞けば聞くほど、いい曲である。

ONDINE ODE1162-2

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2019年1月17日 (木)

ヴァレリー・アファナシエフ 6

アファナシエフでベートーヴェンのピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
ユベール・スダーン指揮モーツァルテウム管弦楽団
2001年11月21,22日にモーツァルテウムで収録。
アファナシエフはいつもの通り、限界まで遅いテンポで
音楽をくっきりと描き出していくが、その遅さというのは、
私にとっては全く気にならないのであり、それというのは
ここでのテンポ設定に絶対の理由があって、説得力に
あふれているからである。このスローテンポながら、
音楽に重さはなく、オーケストラの響きも軽やかだし、
何よりピアノの音色の澄み切った透明感は不思議だ。
この絶妙な調和というのは、奇跡としかいいようがない。
2001/2002シーズンに一気に取り上げられた全集を
番号順での収録だが、改めて聞いていきたいと思う。

OEHMS OC513

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2019年1月16日 (水)

ダニエル・バレンボイム 34

ダニエル・バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンで
ブルックナーの交響曲 第5番 変ロ長調(原典版)
2010年6月にベルリンのフィルハーモニーでライブ収録。
バレンボイムの新しいブルックナー交響曲全集である。
朗々とした響きで実に骨太な音楽は雄大な広がりだ。
想いの詰まっている音作りで血が通い、暖かみもあり、
神格化するような厳しい演奏ではない。動きがあって、
ブルックナーの交響曲に心から親しみを懐くような
今回の全集では、そうした演奏を目指しているのかも。
映像からの編集で、ライブの感覚を強調しているのも
大きな要因であろう。第5番は中でも最も緻密な作風で
ブルックナー・ファンにもその謎解きは特に人気だが、
こんなにも人懐こい表情を見せるなんて知らなかった。

DG 00289 479 6985

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2019年1月15日 (火)

クラウディオ・アバド 48

クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団による
ラヴェルのバレエ「ダフニスとクロエ」(全曲)、
そして後半は、優雅で感傷的なワルツであり、
1988年11月にロンドンのオール・セインツ教会で収録。
アバドのラヴェルのシリーズを収録順に聞いてきたが、
ロンドン交響楽団の音楽監督として最後に取り上げて、
演奏会に続いて収録されたのが、これらの録音である。
翌年にはベルリンフィルの音楽監督への就任が決まり、
ロンドン交響楽団との共演はその後、なかったらしい。
マーラーの交響曲 第3番をベルリンフィルとロンドンで
ライブ録音しており、ロンドン交響合唱団が参加して、
やはり縁があるのだなって思ったのだが、それはよくて、
非常に色彩的な音をさせており、後のベルリンフィルの
落ち着いた響きと比べるとかなりしなやかな動きに驚く。
名演として知られて、もちろん実際に素晴らしいのだが、
その後のアバドの活動を思うとロンドン交響楽団とは、
少しずつ方向性が違って、離れる結果となったのかも。
ロンドン交響楽団としては強く慰留したと書いてある。
どちらにしてもアバドとロンドン交響楽団の築き上げた
1980年代の頂点を示す演奏であり、何とも格別である。

DG 427 679-2

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2019年1月14日 (月)

今日の月は…月齢8.1

20190114

昨日の晩、西に沈むきれいな半月が見えたのだが、
調べると今日が、月齢8.1の上弦の月であった。
日没直後の16時52分、南の空高くに見えた月。
来週月曜の1月21日が満月(月齢15.1)である。

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2019年1月13日 (日)

第295回 柳家小満んの会

今年最初の小満んの会である。日曜日の開催で
それも三連休の真ん中だ。寄席は正月二之席で
落語の方では、まだまだこの時期、正月であり、
今日の噺も「御慶」だけど、正月気分って最高。
実際は、世間はもう新年の祝いでもないけれど、
終わるとすっかり現実に引き戻されるのであり、
その点では、この二時間って、本当に格別だ。
日本橋亭の入口にも正月飾りが付いていた。

金原亭駒六:元犬
柳家小満ん:弥次郎
柳家小満ん:二段目
柳家小満ん:御慶

今年は「弥次郎」から。途中で思い出したのだが、
南部の恐山の山賊の後、イノシシが出てくる。
猪の子供が16匹、シシ(4×4)十六ってギャグ、
そういうことだったのか。今年の「亥年」、干支で
「弥次郎」なのである。ここでのホラ話、嘘つきって、
落語的ということだが、センスがよくて何とも好きだ。
寒くて寒くて、水も氷り、湯も氷り、氷った湯をかじると
お腹の中で溶けだして、煮えたぎった熱湯になる。
火事の燃え盛る炎があっという間に氷って、それを
鋸で切り出し、持ち帰ろうとするが、南部の辺りで
すっかり陽気がよくなったものだから、炎が溶け出し、
荷を引いていた牛車が焼ける。消してくれ!というが、
それも無駄、というのも「焼け牛に水」というギャグ。
後半は「道成寺」のウソになったが、それにちなんで
逃げられて「安心した」と「安珍」を掛けたオチである。
続いて「二段目」、つまりは「忠臣蔵」に絡んでの噺。
これは圓生師匠などの録音がある「芝居風呂」かと。
でも喧嘩の内容で忠臣蔵の松の廊下でもめるので、
そこが少し違っているようで、速記本に残っている、
小満ん師匠のは、「二段目」という噺であるらしい。
詳しいことはわからないが、そういうことも書いてある。
風呂場での喧嘩に巻き込まれまいと帰ろうとする客が、
「着物はどこだ?」「棚の二段目」というオチであり、
これは「どこから落ちた?」「七段目」に似ているかも。
仲入り後は、新年の噺の代表ともいっていい「御慶」、
今しか聞けない。師匠の「御慶」はこれで四度目かと
この数年、定期的に演じられていて、よく聞いているが、
何度聞いても面白い。富くじで江戸時代の設定であり、
するとオチは「恵方詣り」でないといけないというのは、
以前も書いているが、「初詣」の言葉が広まったのは
明治の後半のことで、ここでの年末年始の風景って、
当時のことがいろいろとわかるのである。挨拶に来て、
それは二日以降のことかもしれないが、出入りの者は、
何軒も旦那方をまわって歩いて、つまり上がりこんで
振る舞い酒に酔っぱらっていては、しくじってしまう。
それで、正月も過ぎて、日が長くなってきたころには、
また改めて伺うことにいたしますと「永日」なのである。
日本人の新年に対する思いや風習って素晴らしい。
考えれば考えるほど、「御慶」は魅力的ではないか。
ということで、21日の月曜日が横浜の小満んの会、
「天狗裁き」「ふぐ鍋」「紺屋高尾」、再び関内ホール。

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2019年1月12日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「地球はなぜ回っているのか?」
2世紀の頃には、まだ天動説が信じられていたが、
ガリレオなどの科学者によって地動説が証明された。
46億年前、微惑星がぶつかり合い、地球は生まれたが、
完全な衝突が起こらない限り、そこには回転が生まれて、
地球が完成したときに大きな天体が衝突、回転が起こり、
それが現在に続いている。月との重力で地球の形は歪み、
その潮汐力によって、地球の回転は遅くなってきている。
当初は4時間で1回転であったのが、現在は24時間、
1億8000万年後には、25時間になると考えられている。

「東京タワーはなぜ赤と白か?」
エッフェル塔を抜いて、高さ世界一のテレビ塔となったが、
飛行機との接触をなくす目的で定められている航空法の
昼間障害標識の赤と白の塗装で高さ333mを実現させた。
インターナショナルオレンジとホワイトの組み合わせである。

「餅の形が東西で違うのはなぜ?」
東は四角、西は丸餅である。そもそも餅は丸いものだった。
稲魂といって、魂を形にしたのが丸餅であった。丸い餅は
鏡餅のように神聖なものであり、室町時代に雑煮に入れて、
丸餅を食べるようになった。江戸時代には、庶民の間でも
正月に餅を食べる習慣が生まれ、しかし江戸は人口が多く、
餅を搗いて、ひとつずつ丸餅にしていては手間が掛かり、
とても間に合わず、のし餅にして、客に切らせることにした。

「サイコロの1の目だけ赤いのはなぜ?」
和歌山県の製造会社が発祥というのは都市伝説。
京都の歴史あるサイコロ屋さんに問い合わせたところ
昭和20年代に1の目が赤く塗られるようになった。
赤いのは日本だけであり、サイコロの歴史は賭博に
関わることが多く、その作り方については資料がない。
根拠を示す文献がなく、わからないというのが結論。

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2019年1月11日 (金)

マレイ・ペライア 11

マレイ・ペライアのベートーヴェンを聞いている。
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 作品106(2016.11)
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2(2017.7)
ベルリンのフンクハウスで収録されている。
近年のペライアは、非常に立体的な響きを聞かせる。
「ハンマークラヴィーア」では、緻密で複雑な構造を
ピアノの性能を限界まで引き出し、より大胆に迫力で
停滞することなく、一気に聞かせている印象がある。
一方で「月光」はというと流れるような快適な表現、
するとペライアの滑らかな音色を思い出すのだが、
これはベートーヴェンの作曲年代でも表現は異なり、
「ハンマークラヴィーア」の後期の作品の構築性を
より際立たせる結果にもなっている。ペライアは
昔から音楽の表情作りが美しく、弱音の表現に優れ、
ベートーヴェン特有の熱気と荒々しさを加えることで
かつて以上に表現の幅が広がっていることを感じる。

DG 00289 479 8353

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