2009年12月22日 (火)

NHK音楽祭2009

BShiで放送されたNHK音楽祭2009の公演から
リッカルド・シャイーの指揮による
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏会。
バッハのピアノ協奏曲第1番BWV1052
独奏にはキット・アームストロングという少年が登場。
アンコールにシューベルトのピアノ・ソナタD.664から第2楽章。
そして後半はマーラーの交響曲第1番「巨人」である。
2009年11月4日 NHKホールで収録された映像。
コンセルトヘボウ時代のシャイーって、評価は高かったが、
どうも私にはピンと来なくて…次は気に入るかも!?というので
結構CDも買っていたのだが、結局は好みじゃなかったみたいで
しかしその後、ライプツィヒに移って、それからはすごくいいと思う。
ゲヴァントハウス管弦楽団が私の好みということもあるけれど。
ここでの「巨人」も素晴らしい。元々渋い音のオーケストラが、
シャイーによって、少し明るさが増して、光と色彩が加えられて
何ともバランスに優れたマーラー演奏である。名演だ。
バッハのピアノ協奏曲第1番は、昔はじめて聞いたときは
興味深くて、夢中になって聞いたものだが、今はあまり面白くない…
キット・アームストロング君のまだ幼い印象なのに
見事にオーケストラと共演している姿に…
ただただそこに注目が行くのである。

DVDR148

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2009年12月21日 (月)

鎌倉からの風景

今日は午前中、お墓参りに鎌倉へ。
年内にもう一度行きたいというのと
鎌倉なので…休日は混んで車は入れない…
もう今年も終わっちゃうので行ける日は限られてくる…
というので今日は朝からご先祖のお墓参り。

20091221a

お墓は昼よりもだいぶ早く出られたのだが、
父が天園に行きたいと言い出して、
近くまで車で行って、山に登って、
天園からの風景である。
目の前に広がるのは鎌倉の山だが、
今日は遠くに富士山がきれいに見えて。

20091221b

肉眼ではよく見えていても
写真だと小さくなってしまうので…こちらは望遠写真。
天園は鎌倉市と横浜市の境界に位置しているようで
横浜市における標高の最高点だそうである。

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2009年12月20日 (日)

古今亭志ん輔 「文七元結」

TBS落語研究会で放送された
「古今亭志ん輔」特集からの二席をDVD-Rに保存。
「品川心中(上)」「文七元結」
まずは「品川心中」だが、今回(上)というからには
今後(下)があるかもしれないとのことで
ここではいつもの通り、金蔵が品川の海から上がってきて
ずぶ濡れ姿で親分の家に来て、大騒ぎというところまでだが、
お染にその仕返しをしてやろうというのが(下)なのである。
品川心中の(下)は聞いたことがないので、ぜひお願いします。
そして「文七元結」は、年内に聞くのもこれで最後かな…
ちょうど先週「文七元結」の長兵衛さんの情景を歩いてきたので
志ん輔師匠で改めて聞きつつ…確認しつつ…思い出しつつ…
やはり「文七元結」は格別だ!感動的で何とも素晴らしい。
私は志ん輔師匠が大好きなので…いい噺で最高である。
目で見て…目の前に情景が広がる。その描写の豊かさ。
そして耳で聞いて…噺をじっくり聞かせてくれる…
いま一番魅力的な落語家のひとりである。
「文七元結」「芝浜」…年末の噺を聞けるのももうちょっとだ…
今のこの季節感が何とも心地よく、冷たい風が身にしみて…
もうい~くつ寝ると「御慶!永日!」

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2009年12月19日 (土)

横浜の風景から 50

今日は横浜からみなとみらい線に乗って
みなとみらい駅に行ったのでちょっとこの写真を。
全然新しい話題ではないのだが…

20091219a

みなとみらい駅で降りて、ホームに立つと
クイーンズスクエアがいきなり見えるのである。
この写真はホームから撮ったもので
地下鉄のみなとみらい駅には天井がない。
クイーンズスクエアとみなとみらい駅は
ひとつの連続した空間でつながっているのである。

20091219b

つまりクイーンズスクエアからもみなとみらい線が見えて、
ショッピング中の施設内にいる人々が
地下鉄の走行を覗きこめてしまうという不思議な光景。
これは最初に見たときは衝撃的であった。
地下鉄や駅を新規に開業するにあたって
こういう方法で認可が下りるの?ホントに!
私の建築の友人も全く同じことを言っていたので
気になる人には気になるようで…

地下鉄なんて…最も規制が厳しそうなのだけど。
クイーンズスクエアの建物は建築基準法によって建設されている。
しかしみなとみらい駅の改札を通って、駅構内に入ったら、
詳しくは忘れたが、鉄道に関する法律・規定が適用されて、
建築基準法は及ばない領域なのである。
このように別々の法律が関係してくる空間領域が
一体にひとつの空間として存在することができるのか!
きっと難しい問題をクリアして、実現しているのだとは思うけど。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年12月18日 (金)

ヨナス・カウフマン 歌曲

ヨナス・カウフマンとヘルムート・ドイチュのピアノによる
シューベルトの歌曲集「美しい水車小屋の娘」D.795
2009年7月30日にミュンヘンでのライブ録音。
マックス・ヨーゼフ・ザールという会場である。
物語のある連作歌曲ということもあって
オペラで活躍のテノールがよく取り上げる作品ではあるが、
カウフマンもまたオペラチックな仕上がりではあるなと感じる。
非常に起伏の激しい…感情の表出の大きい演奏である。
イアン・ボストリッチやマティアス・ゲルネとは明らかに違う印象で
劇的な展開が特長であり、それが同時に魅力でもある。
ヘルムート・ドイチュが弾いている「美しい水車小屋の娘」は
ボー・スコウフス盤をもっているが、他の歌手とも演奏は多いので
聞ける機会は頻繁にあるのだが、ここでも非常に考え抜かれていて、
細かいところで微妙なニュアンスに変化をもたせていくところ、
とにかく緻密な計算がされていて、すごいな…という。深い!

DECCA 478 1528

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2009年12月17日 (木)

ヨナス・カウフマン オペラ

ヨナス・カウフマンのドイツ・オペラ・アリア集。
ワーグナーの歌劇「ローエングリン」から
モーツァルトの歌劇「魔笛」K.620から
シューベルトの歌劇「フィエラブラス」D.796から
シューベルトの歌劇「アルフォンソとエストレッラ」D.732から
ベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」から
ワーグナーの楽劇「ワルキューレ」から
ワーグナーの舞台神聖祭典劇「パルジファル」から
クラウディオ・アバド指揮マーラー室内管弦楽団との共演。
2008年12月2-6日にパルマのパガニーニ・オーディトリアムで収録。
ヨナス・カウフマンが素晴らしい歌声!夢中になってしまう…
「ローエングリン」の清々しい響きにはじまり、
モーツァルト、シューベルトと音楽はいきいきと豊かな表情を見せ、
そして最も感動したのが「フィデリオ」であった。このリアルな感触。
アバドならではの立体的な空間とその深まりはさすがである。
わずか10分間に「フィデリオ」の世界が凝縮されている。
しかしその後、私が期待の「ワルキューレ」「パルジファル」なのだが、
アバドはどうしてしまったのだろう…この膨張傾向の音作り。
ベルリンフィル時代にはワーグナーを積極的に取り上げ、
引き締まって、緊張感のある音色は絶対的な完成度であったのだが
ここではゆったりと大きく歌って、何かイメージと違う…
マーラー室内管弦楽団も音が明るいし、緩い…
私が好きなワーグナーではないな…残念。
でもカウフマンはここでジークムントとパルジファルを歌って、
近い将来に実際の歌劇場でも歌うのか?期待である。
まずはぜひ「ワルキューレ」でジークムントを歌ってほしい!

DECCA 478 1463

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2009年12月16日 (水)

シカゴ交響楽団2008/2009

シカゴ交響楽団の自主制作シリーズで
ハイティンクの指揮によるマーラーの「復活」
2008年11月20-22日のライブ録音である。
まずはハイティンクの丁寧な音楽作りに尽きて…
シカゴ交響楽団も緻密な演奏で応えている。
とてもライブとは思えない圧倒的仕上がりで
この完璧さはいつもながら衝撃に値する。
しかし前回の「巨人」でも感じたのだけど、
シカゴ交響楽団のこの洗練された響きって…
何かその冷静さが物足りないというか…
ハイティンクの音色って、もっと濃厚ではないだろうか?
透明でシャープな感覚に支配され…均質感が目立ち、
冷たいし、色彩の点でも物足りない。
この作品はもっと熱く燃焼するようなところが欲しい。
でもやっぱり聞いていると…美しい演奏だし、
終楽章の雄大な広がりを見せていくところなど
とにかく感動的で…さすがハイティンク!という思いに。

CSO-RESOUND CSOR 901 914

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年12月15日 (火)

シュトゥットガルト放送2008/2009

ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団による
ブルックナーの交響曲 第7番
2008年9月27,28日の演奏会ライブである。
第1楽章が恐ろしく速くて、びっくりしてしまう。
というか、これまで名演とされてきた巨匠的な演奏が
あまりに遅くて、スコア上のテンポ設定に関しては、
正確ではなかった…ということか?
楽譜に正しいということがすべてではないと思うけれど。
しかしノリントンによるピリオド奏法のブルックナーは
音が透明で美しく、これまでにない新しい世界観が創造された!
そしてここでも…昨日のドヴォルザークにもつながるのだが…
素朴な響きに包まれる印象で…基本に立ち返るとこうなるのかという。
ノリントンのブルックナーもなかなか続いているので
こうなったらぜひ第8番も聞かせてほしいのだけど!
いや…その前に来るのはやはり第5番になるのか?

Hanssler CD 93.243

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2009年12月14日 (月)

シュトゥットガルト放送2007/2008

ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団による
ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」と序曲「謝肉祭」
2008年7月9-11日の演奏会ライブである。
もちろんノリントンはドヴォルザークでもピリオド解釈、
聞いたことのないような仕上がりの演奏である。
ノン・ヴィブラートによる消える前に次の音へと引き継ぐ流れは、
非常に滑らかな表現を創りだしていて、その点は心地よい。
でも感想としては、音はかなり淡白で乾いた印象もあり、
民族色はさらに素朴に響いていく傾向は興味深くもある。
通常オーケストラのロマンティックな表現が、
いかにドヴォルザークの音楽を濃厚に色彩的に演出しているか
ということが、改めて認識されるのである。
ノリントンはアルノンクールなどと同じく…
いわゆるかつての名演奏が作り上げてきた作品のイメージ、
こうあるべきというような先入観には左右されない…
全く新しい目でスコアに取り組んで、新鮮さを生み出そうと…
しかし結果的には中性的な響きが生まれてきて…
私などには少々捉えにくいところもある。
アメリカ的なモダンな方向性でもなく、
まさにチェコ的ともいえる土着な表現でもなく…
私はノリントンが大好きでその取り組みはすべてが興味深いのだが、
しかしさすがにドヴォルザークだと…いまのところまだ慣れていない。
序曲「謝肉祭」は活気あふれる鮮やかな演奏でかなりいい!

Hanssler CD 93.251

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2009年12月13日 (日)

さん若!ばっきゃの会

「文七元結」散歩で長兵衛さんを体験した後
蔵前から急いで神保町の落語カフェへ。
「第2回 さん若!ばっきゃの会」を聞きに。

柳家さん若:鈴が森
柳家さん若:棒鱈
柳家さん若:粗忽の釘


一席目は泥棒のマクラからドジな新米が登場で
「出来心」かな…と思ったら「鈴が森」ではないか!
「鈴が森」は面白いのだ!最高である!大好きな噺。
ずっと思っていることだが、さん若さんはキャラ作りが魅力で
最近はその演じ方もちょっと派手に濃厚な仕上がりで、
そこに味があるので、こういう噺は会場も大盛り上がり。
噺の登場人物のキャラに頼りすぎもいけないそうだけど…
でもさん若さんの持ち味はそこら辺にあるのかな…って
なかなかはじけて…私はいいなあと思っています。
続いて二席目も「棒鱈」でこちらも明るく楽しい噺。
酔っ払いと田舎侍の描き方がいい。元気!
隣通しの部屋だけど、噺の中で行ったり来たり…
場面はころころ変わるのだが、鮮やかだったし!
仲入り後、ネタ下しの「粗忽の釘」である。
これまた大好きな噺で…面白いのだ。
ちょうど先週も朝太さんの「粗忽の釘」を聞いたばかり。
でもここが面白いのだが、朝太さんは古今亭の「粗忽の釘」で
さん若さんはさん喬師匠から教わったそうだけど
こちらは柳家の「粗忽の釘」なのである。
噺の流れは一緒だが、細かいところはかなり違っている。
古今亭の方が、くすぐりが多くて、
とにかく場面ごとに毎回笑わされている印象だが、
柳家の方がきっちりと聞かせて、場面で細かく笑わせるより
「粗忽の釘」という噺全体で笑わせるという感じなのである。
よくいえば…格調高い仕上がりといえるような…
しかしどちらにしても「粗忽の釘」は楽しい噺。
さん若さんの粗忽ものはいいなあ。
「粗忽の使者」もあるし、できたら「松曳き」をリクエスト!
アンケート用紙にリクエストしたのは「百川」なんだけど。

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