2019年9月15日 (日)

バイロイト音楽祭2014

バイロイト音楽祭2014から歌劇「タンホイザー」で
アクセル・コーバーの指揮で第1幕を聞いている。
2014年8月12日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
アクセル・コーバーを知ったのは、バイロイトへの出演で
他ではあまり聞かなくて、日本では知られていないのでは。
2013年の「タンホイザー」が初登場で、翌年の2014年と
2年間、「タンホイザー」を指揮している。2015,2016,2018と
続く3年間は「さまよえるオランダ人」、そして2020年は、
再び「タンホイザー」、さらに「ローエングリン」を2公演。
「ローエングリン」はティーレマンの指揮だが、8月の半ば
スケジュールが押さえられなかったのか?15日と18日は、
アクセル・コーバーの指揮が予定されている。聞いてみると
非常にさっぱりとした音で広げずに真っすぐ鳴ってくる印象。
鳴りっぷりのいい重い音のイメージからは全く逆を行く音で
透明感があって、細やかな表情がきれいに聞こえてくる。
「タンホイザー」の牧歌的な音色は、素朴さを際立たせて、
これまでのバイロイトの歴史の中ではユニークな気がする。
軽く小さく響かせているような、圧倒される感覚はないが、
「タンホイザー」であるならば、この感じは意外に好ましい。
間違いなく「オランダ人」と「ローエングリン」はいいと思う。
この音色で「トリスタンとイゾルデ」を聞いてみたくなった。
アクセル・コーバーを調べてみたら、デュッセルドルフの
ライン・ドイツ・オペラの音楽総監督を務めているらしい。
2018/2019は「ジークフリート」と「神々の黄昏」を上演して、
今シーズンには、11月から来年4月にかけて「指環」を
連続上演するらしい。これはちょっと興味が湧いてきた。

OPUS ARTE OA CD9044D

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2019年9月14日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「なぜ月にうさぎがいるのか?」
月の表面の模様でそう見えるというのは後付け。
インドの仏典「ジャータカ」が元で、うさぎは自らを
犠牲にして、人を救おうとした。自分の身を焼き、
肉を修行僧に食べさせようとしたという記述がある。
その話を伝えようと月にうさぎの絵を描いたのである。


「料理のコクってなに?」
辞書では「深み」とあるが、味ではない。味、香り、
食感、余韻などが絡み合って生まれるものである。
グルタミルバリルグリシンという3種のアミノ酸の
化合物がコクを引き出す成分であるとされている。


「接着剤はなぜくっつく?」
接着剤は液体であり、モノの隙間を埋めてくっつく。
ファンデルワールス力という電気の力が働いて、
プラスとマイナスの電子が付き、モノとモノが付いて、
その後、接着剤は固まって、離れなくなってしまう。


「水族館でサメはなぜ他の魚を食べないのか?」
水族館ではエサが与えられ、無駄に体力を使って、
サメは他の魚を食べようとすることはしない。
一方で小さな魚が群れを作って泳いでいるのは、
同じ水槽にいるサメから身を守るためである。

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2019年9月13日 (金)

第299回 柳家小満んの会

13日の小満んの会で夕方から日本橋へ。
中秋の名月だが、急に涼しくなって秋が来た。


柳亭市松:牛ほめ
柳家小満ん:搗屋幸兵衛
柳家小満ん:たちきり
柳家小満ん:百川


今回の三席は、そのままで小言がテーマの噺かと。
「搗屋幸兵衛」は「小言幸兵衛」なので、まさに小言。
続く「たちきり」では、若旦那が叔父さん、叔母さんに
小言を食らって、もう勘当になる寸前の情景である。
「百川」では百兵衛さんがしくじって、河岸の連中の
荒っぽい苦情にすっかりお手上げ。小言が満載だ。
「搗屋幸兵衛」は志ん朝師匠の録音をかなり以前に
聞いているけれど、久しぶりですっかり忘れていまい、
こういう噺だったかと面白かった。「小言幸兵衛」との
違いというのは、幸兵衛さんが自分の話をしている。
町内の搗米屋が引っ越してしまい、すると長屋では、
搗米(精米)に関して、不便なので、新しい搗米屋が
引っ越してくるのを待っている。大家も同業の店子を
入れようと待っていたと思わせながら、実は違って、
仕返しをしたいという個人的な恨みだったのである。
昔のおかみさんとその妹を搗米屋に殺されたという、
少々妄想に近い大家の思い込みだが、だとすると、
現在の横にいるおかみさんは、一体、誰なのか?
幸兵衛さんは、ちょっと思い込みが激しくて迷惑だ。
小満ん師匠の「たちきり」は、今回がはじめてである。
東京ではさん喬師匠のイメージが強いが、特に後半、
三味線が鳴り出してからの展開は短く、思い出話や
めそめそと涙の場面はないので、サッパリの印象。
という点では、やはり親族会議の若旦那の勘当で
蔵に押し込められるまでがたっぷり描かれている。
番頭さんは若旦那のことを追い込んでいるようで、
実は心根を入れ替えさせようと忠義の人である。
柳橋芸者のこてるからの手紙が半年続いたなら、
身請けをして、若旦那と一緒にしてやろうと考え、
いろいろ先々のことまで考えている。しんみりして、
悲しい噺だが、オチの「線香が断ち切れました」は、
置き屋のおかあさんがちょっと滑稽で暗くはない。
ここで思ったのだが、芸者のこてるの思い込みで
それが強すぎて、結果、体を壊して死んでしまい、
「百川」でも百兵衛さんの勝手な思い込みから
大事件が起こってしまうわけだから、ここでの
三席に共通するものって、「思い込み」でもいい。
まあ、いつもながら考えすぎであろう…とは思う。
それでお馴染みの「百川」だが、小満ん師匠は、
日本橋のご当所噺と今日もいっておられたが、
第250回の小満んの会でも取り上げられた。
7月13日だったけど、8年前ということになるか。
その翌年か、少しして横浜の会でも演じられた。
「百川」はいい。私も大好きな噺である。面白い。
実話を元にしているというが、ちょっとした誤解と
すれ違いによって、とんでもない間違いが起きて、
落語だからいいが、本当だったらこれは大変だ。
「金明竹」などもそうだけど、現在、考える以上に
お国の訛りは通じなかった。地方出身者にとって、
江戸っ子の早口、巻き舌は恐ろしかったようで、
逃げたくなるようだけど、また同時に江戸っ子は、
それで威勢を付けて、決して負けたくないという、
強がっていたのであろう。意地っ張りなのである。
ということで、次回は11月13日(水)の第300回、
「穴泥」「松枝宿」「三枚起請」の三席。楽しみだ。

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2019年9月12日 (木)

ジャン・フィリップ・コラール 5

ジャン・フィリップ・コラールでフォーレの作品。
夜想曲 第12番 作品107、第13番 作品119
主題と変奏 嬰ハ短調 作品73(1973.6.1-14)
バラード 嬰ヘ長調 作品19(1983.5.20)
9つの前奏曲 作品103(1980.11.12)
パリのサル・ワグラムで収録されている。
夜想曲は、昨日の終わりの第11番もいいのだが、
この晩年の第12番と第13番が特に素晴らしい。
半音階的で落ち着かない不安と揺らぎの響きが
新しい感覚を与えてくれるが、1915年と1921年の
20世紀になり、第1次世界大戦中とその後の作品。
主題と変奏、そしてバラードは、フォーレの中では
大作なのだが、親しまれて、早い時期の作品で、
それに対して、9つの前奏曲はちょっと独特であり、
ますます不安定で不揃いなのは、不思議な感覚。
この統一感のなさは、フォーレの遊び心なのか。
後期の作品は、最初のうち馴染みにくさもあるが、
聞けば聞くほど、引き込まれてしまう魅力がある。

ERATO 0190295633578

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2019年9月11日 (水)

ジャン・フィリップ・コラール 4

ジャン・フィリップ・コラールでフォーレの作品。
夜想曲の第1番から第11番(1973.6.1-14)
パリのサル・ワグラムで収録されている。
いつも書いているが、フォーレの夜想曲が大好きで
若き日のジャン・フィリップ・コラールの名盤であり、
聞けば聞くほどに、この陰影のある音楽は最高だ。
ジャン・フィリップ・コラールは慎重に音色を吟味し、
精妙な響きを再現しているけれど、ちょっと堅くて、
50年近くが経過して、現在ならば、もっと自然体で
いきいきと躍動の中で音楽を進めるのではないかと
思うのである。しかし一方で、短調への切り替わり、
展開における激しさのある緊張、鮮やかな変化は
若い感性ならではの仕上がりで、鋭く、ハッとして、
衝撃の瞬間がある。音楽はシンプルで穏やかに
静寂を基調としながら内面的な密度は圧倒的で
これだからフォーレが好きである。明日は続き。

ERATO 0190295633578

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2019年9月10日 (火)

柳家小ゑん「悲しみのぐつぐつ」

謝楽祭で買ってきた小ゑん師匠の最新盤。
「鉄千早」(2019年4月21日 落語ハンダ付け)
「悲しみのぐつぐつ」(2016年5月13日 池袋)
「鉄」シリーズだが、「鉄寝床」とこの「鉄千早」は、
古典の元の噺を知っていると面白いのを越えて、
すっかり感心してしまう。今年の春の録音なので
新しい話題が入っている気がするのだけど、
私が聞いたのって、「試作品」の終わりの頃か。
でも冒頭の「噺家の知ったかぶり」のマクラとか、
よく覚えていて、やっぱり衝撃だったのかと。
「悲しみのぐつぐつ」は黒門亭で聞いたと思うが、
こちらもお馴染みの「ぐつぐつ」を知っていると
実にいい。圓丈師匠との「にゅ」でネタ下ろしと
解説にあるけれど、この悲しみの空気感って、
圓丈師匠の「悲しみは埼玉に向けて」などに
通じているのか?それはふと思っただけで。
噺家を描くストーリーって、そうはないけれど、
ちょっと自虐的でそこに悲しみがあっていい。

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2019年9月 9日 (月)

9月9日 重陽の台風

今朝の台風はすごかった。こんなのはじめて。
かつて経験したことのない恐怖感があって、
いつもと違ったのは北風で、うちは北斜面の
坂を上った突き当たりなので風が吹き付ける。
階段を上がった二階の窓は割れそうに揺れて、
強風が来るとガラスが押されている印象で、
急きょ、夜中に戦争中の飛散防止のような、
米印にテープを張り巡らして必死に対処した。
かなりギリギリであった。北側の窓という窓が、
一時間に72㎜という、その大雨のときだけど、
敷居の排水が間に合わなくて、あふれ出し、
夜中に水を拭いて、大騒ぎ。換気扇からも
雨と風が吹き込んで、台所は水浸しで大変。
寝たのは雨がおさまってきた4時過ぎである。
朝になって晴れていると何もなかったように
世の中は平和な月曜だけど、もう抜け殻だ。

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2019年9月 8日 (日)

東京の風景から 104~鷲神社

湯島天神から御徒町に戻ってきて、
仲御徒町から日比谷線で入谷へ。


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酉の市ではない普段の鷲神社にお参り。

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賽銭箱の「なでおかめ」である。

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酉の市で熊手を売っている場所は、
普段は神社の駐車場である。

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落語協会 謝楽祭2019

今年も落語協会の謝楽祭に行ってきた。

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目的は小ゑん師匠の新しいCDを買うためで、
湯島天神に着くとすぐに師匠の元へ直行。


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昼前に暗くなって、雨が降ってきてしまったが、
しばらくするとまた晴れてきて、すると
蒸し暑く、
和助さんが太神楽を披露していて、楽しい。


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湯島天神の鳥居のまわりも大混雑。

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2019年9月 7日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「え~と…あの~ってなぜいうのか?」
発言権をキープするため。場をつなぐ言葉で
他の人に発言を取られてしまわないようにする。
田中角栄の「まあ」などが有名であり、集中力が
途切れそうになると「まあ」を入れて引きつけた。
「え~と」は記憶やエピソードを検索している。
「あの~」は言いたいことは決まっているが、
それをどう伝えるか考えている。断る理由など。


「シューマイの上にはなぜグリンピース?」
シューマイの上のグリンピースは日本発祥で
江戸時代はじめに長崎にシューマイが伝わり、
明治になってから横浜の中華料理店で出され、
広く知られるようになったが、昭和29年には
学校給食がはじまり、イチゴのショートケーキの
真似をして、グリンピースを上に乗せたところ
子供たちに大好評であった。その後、現在は
本格的な中華料理が増え、エビが入るなど、
グリンピースをのせたシューマイは消えた。


「コアラはなぜ木に抱き付いているのか?」
コアラの生息地は、夏の気温は49.1℃にもなり、
木に上って暑さ対策をしている。コアラは水を
ほとんど飲まない。また汗をかくことで、体温を
下げることもできず、木に抱き付いて涼んでいる。
気温が高いときほど、より冷たい木を選んでいる。
コアラは一日に22時間の睡眠をとり、その間に
食べたユーカリの葉にある毒を解毒している。


「炭を置くとなぜ臭いが消えるのか?」
臭いは活性炭の穴にひっかかる。炭には穴が
無数に存在して、ピーナッツほどの大きさで、
炭の表面積は、体育館ぐらいの広さがあり、
消臭ではなく、炭は臭いをつかまえている。

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