カラヤンの1980年代 61
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルで
ヴェルディのレクイエム
1984年6月にウィーン楽友協会大ホールで収録。
カラヤンのヴェルディのレクイエムを聞いているが、
前回の1972年の旧録音に続き、1984年の演奏。
こちらの演奏はウィーン・フィルであり、そこにこそ
特長があるのだが、カラヤンの晩年でこの時期に
ウィーンで録音された演奏は、細部にまでこだわり、
繊細な響きを追及していることが多く、冴えている。
極端に美しいのであり、ここでも清らかな響きで、
その一方でヴェルディのオペラ的な感覚も表れて、
このバランスと調和はまさに名人の域なのである。
アグネス・バルツァやジョゼ・ヴァン・ダムの独唱も
カラヤンのその方向性で豊かに劇的な歌であり、
ホセ・カレーラスは注目だが、際立つことはなくて、
音楽との深い一体感でその絶妙さもカラヤン流。
DG UCCG-52008


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