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2005年8月28日 (日)

ギュンター・ヴァント 1979.6.24

最初に来年のバイロイト音楽祭の話題だが、
お知らせいただいて、何より先にまず、
バイロイト音楽祭のホームページにアクセスしてきたが、
たいへん残念なことに大植英次の「トリスタンとイゾルデ」は、
今年限りのようである。理由はわからないが、本当に残念。
年末の放送に注目して、様々な意味で聞き込みたいと思う。
しかしその代わりに、予定されている指揮者が
ペーター・シュナイダーということなので、
それは明るいニュースで、私はかなり楽しみにしている。
ペーター・シュナイダーのバイロイトへの出演は、
長い年月におよんで、そして数多くの公演をこなしているが、
「トリスタンとイゾルデ」ははじめての演目であり、
ということを書いていたら、気が早いがワクワクしてきた。
そして「パルジファル」だが、いただいていた情報の通り、
アダム・フィッシャーである。「祝 バイロイト再登場!」
これもまた明るい話題だ。楽しみである。
「ニーベルングの指環」は予定通りティーレマン。
「オランダ人」については特に記述がないので、
マルク・アルブレヒトの続投ということでいいのだろうか?
ティーレマンの新演出リングが最大の話題だが、
ペーター・シュナイダーとアダム・フィッシャー、
「新しい顔」がないのは少し新鮮味に欠けるけれど、
しかし最高の顔ぶれなのではないか。
おそらく充実した完成度は保障されていて、
信頼と安心すら漂う中で素晴らしい舞台が展開されると思う。
あとは問題となるのは、やはり演出なのか。

最近発売されたギュンター・ヴァントのライブ盤である。
ブルックナーの交響曲第9番。
昨日のキリル・コンドラシンのライブに続いて、
たまたまこちらも1979年の演奏だった。
シュトゥットガルト放送交響楽団を指揮している
ヴァントを聞くのははじめてのことで、これは貴重な録音である。
会場はオットーボイレンというところにある
ベネディクト修道院バジリカ聖堂だそうで、
これがまたなんとも素晴らしく、
ヴァントのブルックナーは、改めて書くまでもないが、
今回も最高に感動して、幸福と感謝に包まれた。
興味深いのがこの会場の音響である。
聖堂ということだが、長い残響で音が重なり合い、
ふわーっと音が伸びて、静かに消えていく感じ、
こういう音響で聞くブルックナーはまた格別である。
ステレオの左右の分離が独特で、
音に包まれているような会場の雰囲気が伝わってくる
本当に素晴らしい録音である。
ケルン放送交響楽団とのこの時期の録音では、
録音のせいだと思うが、かなりやせた響きで
ヴァントの音楽に対する厳しい姿勢ばかりが
強調されているような印象だけど、
(誤解のないよう、ケルンとの録音も名演です!)
この演奏はもっと豊かな響きで、厳しさだけではない
どこか優雅であったり、優しささえも感じられるのは、
少し興味深いことである。
音響やその輝きの見事さで印象もまた違って、
ブルックナーの音楽に内在する暖かさが伝わってきた。

Profil PH04058

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