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2005年9月16日 (金)

ベルリンフィル2003/2004

ベルリンフィルの2003/2004のシーズンから
マリス・ヤンソンス指揮の演奏会。
2004年6月9日 ベルリンのフィルハーモニー。
この日の演奏は、以前FM放送で
後半のワディム・レーピンをソリストに迎えた
ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲、
そしてリストの交響詩「前奏曲」のみ放送されたのだが、
今回バルトーク・ラジオ(Web Radio)ですべてが放送され、
前半に演奏されたフランクの交響曲も聞くことができた。
ヤンソンスの大ファンである私にとってはうれしい~!

何となく全体に同じような色合いの作品が並べられている印象だが、
後半最後のリストの「前奏曲」は派手派手だとしても、
フランクとドヴォルザークの協奏曲で
地味な感じのプログラムである。
しかしこれがまたいいのだ。
ヤンソンスにすっかり聞かされてしまう。
なぜだろう?心に響いてくる。
解釈者としてのヤンソンスって、
特別なことをするわけでもないし、
むしろとことん普通に徹する人で、
世間で新しい流行が出てきても、全く流されない。
おそらく手法とか、表面的な効果ではないのだろう。
ヤンソンスには伝えたいことがたくさんあって、
聞いている人が、ただそれを受け取ったということなのである。
音楽は表現であり、そこに行き着くのだ。
それに比べると、現在の音楽界って、
斬新な解釈とか、驚きを与える新しさ、
「売れるパフォーマンス」「話題性のあるなし?」
形やスタイルに片寄りがちなのかもしれない。
斬新な解釈に驚き、新鮮さを感じる演奏は私も大好きである。
しかし一方でヤンソンスのような指揮者の存在は大切であり、
迷わされない確かなものを聞き分ける耳を持ちたいと思う。
ふと、そういうことに気づかせてくれる演奏であった。

Bartok Radio MP3

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