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2005年9月28日 (水)

トリスタンとイゾルデ

修理からステレオが戻ってきた。
ということで、以前からずっと待っていた
「トリスタンとイゾルデ」を聞きはじめた。
プラシド・ドミンゴとニーナ・シュテンメ
アントニオ・パッパーノ指揮コヴェントガーデン王立歌劇場である。
このCDを買ってきて、少ししてステレオを修理に出してしまったので、
今日やっと聞けるまでに結局一ヶ月近く置いてしまった。
何とももったいないことをしている。
注目すべきドミンゴのトリスタン、
バイロイトでも活躍のシュテンメによるイゾルデ、
そしてアントニオ・パッパーノの初のワーグナー全曲盤である。

In Memory of Carlos Kleiber 1930-2004
という表記があり、思わずぐっときてしまった。
クライバーの死から一年である。
「トリスタンとイゾルデ」といえば、クライバーかもしれない。
ファンにとっては、やはりそうである。
そしてクライバーとの共演も多かったドミンゴにとって、
特別な気持ちでこの演奏を捧げたに違いない。

現在の最高のメンバーによる「トリスタンとイゾルデ」だと思うのだが、
オーケストラの響きは、私の最近の基準に比べて、
ずいぶんと違っており、驚きであった。
音だけとはいわず、表現についてもいえることである。
いつの間にか、耳が完全にバイロイト専門になっている。
やはりこれは中毒みたいなものなのだ。
たまに他の演奏も聞かないとこれはヤバイ!
パッパーノは以前にバイロイトで
「ローエングリン」を三年間指揮していたので、
今も何となくそのイメージが残っているのだが、
何となく違う気がするのである。

しかしトリスタンとイゾルデがお互いに呼び合うようなシーンでは、
やはりうっとりしてしまうようなところもあり、
ドミンゴの存在感って、格別なのだろうか?
ドミンゴがいるだけで、何かが違ってくるのかも?
というのは第1幕よりも第2幕へ進むにつれ、
どんどん美しい響きに、デリケートに描き込まれていく気がして、
このしなやかな音楽が自在に操られ、感動が押し寄せてくる。
ワーグナーの愛の表現の頂点、究極なものが、
この第2幕において描かれていると思うが、
今回も素晴らしくて、ドミンゴ、シュテンメ、ブラヴォー!である。
今日は二人の愛が絶頂に達したところで、この第2幕までである。
明日、第3幕を聞こうと思う。

EMI 5 58006 2

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