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2005年10月 8日 (土)

GMユーゲント・オーケストラ

2005年3月14日ウィーン楽友協会でのライブ録音で、
指揮はフランツ・ウェルザー・メスト、
R.シュトラウスのアルプス交響曲である。

私は以前からGMユーゲント・オーケストラを
結構聞いてきている方で、
2003年の初来日の際には
サントリーホールで実演も聞いてきた。
あの時はピエール・ブーレーズの指揮だったし、
ユース・オーケストラといっても、レベルが違って、
指揮者やソリストも豪華な顔ぶれ。
しかしそのとき少し感じたことなのだが、
このオーケストラの音、そして個性や特長とか、
そういうものは不足している部分もあり、
あくまでも指揮者しだいということがいえると思う。
毎年メンバーが入れ替わるということもあるし、
しかし団員ひとりひとりの技量は、
これ以上はない最強の集団でもあり、
こういう演奏でアルプス交響曲を聞いてしまうと、
それはそれは本当にすごい。
またメストの指揮がシャープでクリア、
テンポも速めで、カッコいい!
しかしその反面、絵画的な要素は少なめであり、
交響詩というより、まさに交響曲を実践しているのかも。
音は美しいが、あえて色彩を消しているようなところもあり、
オーケストラの巧さはとにかく堪能できて、何だかすごいのだが、
しかし私的には、この作品の中に存在する面白さ、楽しみ、
そういうものを感じる余裕は、あまり与えてもらえなかったような気がする。
完成度の高さに比べて、音楽を聞く喜びという点では、
中途半端な印象も残るのだ。
譜面を音にするという点では、究極的なところにまで達しているが、
どうも創造性に欠け、感情面での豊かさや自発性においては、
それほどメッセージを感じない。
メストのR.シュトラウスについても、もう少しいろいろと聞いてみたい。
今回ので、結論付けをするのはちょっと私には無理である。

EMI 3 34569 2

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