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2005年10月30日 (日)

ドホナーニのベートーヴェン

ドホナーニ指揮クリーブランド管弦楽団による
ベートーヴェン交響曲全集の後半
田園と第7、そして第9を聞いた。
昨日からの印象のとおり、
やはりこの全集はすごい名演である。
そして録音についても本当に素晴らしい。

田園の前半は流れるように快適だが、
後半に行くほど、盛り上がって、
第4楽章の嵐の場面など、かなりドライな印象だが、
それがまたシンフォニックな効果を生み出している。
第5楽章へと進むととにかく感動的で
昔から言われてきていることだが、
表題よりも交響曲としての田園であり、私は好きだ。
第7も引き締まった演奏で、終楽章のスピード感覚はすごい。
しかしオーケストラは完璧に弾けているという印象で、
さすがにクリーブランド管弦楽団ならではである。
そして第9交響曲は、とにかく隙がなく、
研き抜かれた印象とこの響きの美しさ、
第9ならではの重みや深みも適度なバランスを保ち、
今日における理想的な演奏である。

ベートーヴェンの交響曲というと、
人によって様々な思い入れがあって、
好みもいろいろあると思うのだけれど、
私にとっては、本当に大切な演奏に出会えて、
うれしい気持ちでいっぱいである。
ドホナーニはもっと聞きたいのだが、
最近はその機会がすっかり減ってしまって、残念だ。
しかし去年からハンブルクNDR交響楽団の主席指揮者になって、
少し録音を聞ける機会もできてきたので
これからますます期待したい。

TELARC CD-80200

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