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2005年10月12日 (水)

ノリントンのメンデルスゾーン

今日聞いたのは、ロジャー・ノリントンのメンデルスゾーン。
1&5「宗教改革」と3「スコットランド」&4「イタリア」
シュトゥットガルト放送交響楽団との新譜である。
これらは少し前に発売されたのだが、
3&4の方が初期不良ですぐに回収されてしまったので、
ぜひまとめて聞きたいという思いがあったので、
良品が入荷するのを待って、最近やっと購入した。

私はノリントンの大ファンなので、ひいきの心もたっぷり、
絶賛の言葉しか出てこないので、何にも面白くないが、
でもこのメンデルスゾーンを悪く言う人はいないだろう。
ノリントンの演奏にある独特の面白さ、発見とかよりも
純粋に美しくて、気持ちよくて、爽やかな風を楽しめる演奏である。
もちろん響きは、いつものノリントンの音作りで
シュトゥットガルト放送交響楽団も快調だし、
これまでのベートーヴェン、シューベルト、ベルリオーズなど、
それらの延長線上にあって、求めているものがここにある。
しかしメンデルスゾーンだと、よりピッタリとはまっている感もあって、
「古楽」と「現在」の間にあって、ノリントンがいかに
自らの位置、存在をそこに築いていくのか、
そしてそれらを融合させるという試みが
すでに見事な結果を生み出しつつあるというのが、
ここにはっきりと示されているのである。
このとき同時に演奏されたシューマンの交響曲もまもなく出るようだし、
シューマンとメンデルスゾーンの交響曲は、
ノリントンの挑戦が最も理解されやすい形で
広く受け入れられるのではないかと
私にとっては、そんな印象を受けた。
その後に演奏されたブラームスの交響曲(2005年前半)や
昨年のチャイコフスキー、ワーグナーと比べると
驚きよりも、とにかく心地よさでうっとりしてしまうのに、
かえってそれの方が意外でもあって、
この辺が、私がノリントンに慣れてしまったからなのか、
ノリントンの音が私の中でひとつの基準となりつつあるのも間違いないし、
音楽を感じるという部分では、少しずつ理解が深まっているのだと思う。

ブラームスもぜひ発表してほしい。
今までの流れの中で、おそらく次に来る全集はブラームスであると思うが、
先日のFM放送の感想では、かなり「やっちゃったよ!」という印象もあって、
ブラームス全集のCD発売を期待している。
マーラーも「巨人」にスタートして、全集になるそうなので、
正直「本当かな?」って思うが、それこそ結末が全く想像できずに、
でも限りなく面白いことになると思う。
実際2005/2006のシーズンには、マーラーの交響曲第4、第5、
そしてシーズン最後にはなんと「復活」が予定されており、
現実なのだ…。一体どんな?

Hanssler CD 93.132, 93.133

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