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2005年11月 5日 (土)

武満徹の「系図(1992)」

以前に新聞の記事の中に「プレゼント」というのを見つけて、
日本のオーケストラの支援活動を行っているという
アフィニス文化財団による「Affinis Sound Report No.30」
特集 創立記念を迎える日本のオーケストラ
ということで、面白そうだったので、申し込んでおいたのだ。
そうしたら、見事抽選に当たって、今日送られてきた。

高関健の指揮による群馬交響楽団(創立60周年)の演奏で、
石井眞木作曲の交響詩「幻影と死」。この作品は素晴らしい!
ジャン・フルネの指揮で東京都交響楽団(創立40周年)による
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲。
おなじみの巨匠ジャン・フルネの登場だが、
今年1月のライブ(第600回記念祝典定期演奏会)で最新の演奏だ。
ジャン・フルネはすでに90を超えていると思うが、
来日して指揮をしているだけでもすごいと思うけど、
得意のフランス音楽なので、独特の趣がある。
飯守泰次郎指揮東京シティ・フィル(創立30周年)による
ベートーヴェンの交響曲第8番。ベーレンライター版だそうである。
これらの三団体によるライブ演奏が収録されていた。

そして創立とは関係ないのだが、最後に
沼尻竜典指揮オール・ジャパン・シンフォニー・オーケストラによる
武満徹の「系図」-若い人たちのための音楽詩(1992)
素晴らしい!美しい!久しぶりに聞いて感動した。
武満徹のこの作品は以前に聞いたことがあって、
たしかNHKの教育テレビで映像作品としても観た気がするのだが、
晩年の作品、そしてこれがニューヨーク・フィル委嘱作品でもあるなど
武満徹が亡くなった頃、よく演奏されていたが、
たまたまCDをもらったので、今回じっくり聞かせてもらって、
本当に素晴らしく、魅力的であり、うっとりしてしまう音楽である。
武満徹は今ももちろんよく演奏されて、聞く機会もあるが、
しかしどうしても、例えば「弦楽のためのレクイエム」など、
武満徹を象徴するような作品となっていて、
初期の作品の方が、なんとなく一般的にはふれる機会が多そうだ。
もちろん注意して探していれば、そんなこともないのだろうけれど。
今回「系図」を聞いて、晩年の武満徹、
ここでの解説では、後期様式と説明されているが、
そちらの作品ももっと聞いてみたいと改めて思ったのである。

Affinis FPCD4428

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» 「系図」~若い人たちのための音楽詩(武満徹作曲) [虹は雲のあとから見えてくる]
武満徹を初めて聞くにはどの曲がお勧めですか?という質問を時々されます。 [続きを読む]

受信: 2006年3月11日 (土) 14:09

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