« エレーヌ・グリモー Reflexions | トップページ | 小林賢太郎「ポツネン」 »

2005年12月 2日 (金)

構造設計の偽造事件 4

ニュースや新聞を読むかぎりでは、
その後大きな動きがあったわけではないが、
来週の姉歯建築士の国会参考人質疑が行われて、
そこで新しい事実が発覚するのか、
爆弾発言が出るのか、それが注目である。

しかし民間確認機関「イーホームズ」藤田社長の発言以来、
「日本ERI」が何かとニュースに名前が出るようになって、
決して良い内容ではないので、私は気が気ではない。
というのは、日本ERIに知っている方がいらして、
以前には、日本ERIでまとめた設計者(建築士)向けの
確認申請の手引書「目からウロコの確認申請」の出版の際に
編集の手伝いで3年ほどERIに関係していたのだ。
いろいろと勉強もさせてもらったし、ずいぶんお世話になった。
我々設計事務所だと建築確認を申請する側なのだが、
建築確認における審査というものを少し知ることができたと思う。
最近の世間の評価は厳しく、民放の一部の番組では、
「隠蔽した」というのにはじまり、かなり一方的な報道をしているけれど、
私が知る限り(もちろんすべてを知っているわけではない)、
ERIの確認検査員の方たちは、建築に対して非常にまじめに、
ひとつひとつの物件に対して、真摯に取り組んでいた。
建築というのは、敷地が違えば、条件も様々に異なっており、
建築的にも法律(建築基準法)的にも、
本当に一件ずつ全く異なってくるのである。
それらを過去の様々な案件に照らし合わせて、
検査員同士が勉強して、協議して、
それではじめて、確認が下りるのである。
すでにテレビでもいわれている通り、
確認の期間が非常に短いために難しいというのは事実だが、
毎日押し寄せてくる申請者(設計者)の接客に追われながら、
私の知っている方などは、暇を見つけては図面をチェックして、
申請者(建築主)の日程、予定に見合うように
毎日かなり遅くまで残業をしていたようである。
図面を審査するというのは、そういうことなのだ。
確認申請の頃には、その直後に工事の着工が控えているので、
どうしても日程の都合を合わせたいといわれれば、
確認検査員は、接客のない、ゆっくり時間の取れる休日に出勤して、
図面の審査をしていたりもした。
民放の番組などでは、自治体も民間も確認検査機関が、
偽造を見過ごしたということで、
悪に加担した一味みたいな捉え方をしているように思うけれど、
もちろん偽造を見抜けなかったことは最悪な展開ではあるが、
確認機関の検査員のすべてがそうということではないので
そこを強調しておきたい。
「ノーチェック」や「手抜き」などは最悪であり、
しかしそれは特殊なケースである。

12月(師走)に入ったが、何だか忙しくて、余裕がない。
(忙しいからといって、儲かっているわけではない)
今日もなんだが、ちっとも予定通りに進まない。
今年も時間がなくなってきたけれど、
ひとつひとつを順番にこなしているだけだ。
「ラーメン製作所」関係でいうと、
メニューの改定を頼まれているのだが、
まだ手もつけていない。ヤバイ!
この後、これからやろうと思っている。
日曜の午前中(営業前)に届けたいと思っているのだが。

|

« エレーヌ・グリモー Reflexions | トップページ | 小林賢太郎「ポツネン」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/7436054

この記事へのトラックバック一覧です: 構造設計の偽造事件 4:

« エレーヌ・グリモー Reflexions | トップページ | 小林賢太郎「ポツネン」 »