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2006年1月 9日 (月)

ニューイヤーコンサート1992

昨日に続いて、カルロス・クライバーの指揮による
ニューイヤーコンサート1992を楽しんでいる。
本当に素晴らしい。うっとりしてしまう。
昨日も書いたが、これはSONYが発売したCDではなく、
友人が提供してくれた、衛星放送からの完全ライブ。
会場の雑音も長い拍手も、チューニングも
拍手が終わってから演奏までの間も
何もかもすべてが完全なライブ音源である。
友人もいうとおり、そうした臨場感や
会場の空気に引き込まれるという点において、
演奏もまた、ますます素晴らしく感じられてくる。
たしかにそれは、そういう印象なのかもしれない。
しかし感動や興奮、音楽がいかに心に響いてくるか、
その点でやはり違うと思うのである。
今度SONY盤を出して、聞き比べようかなって思うが…。

前半の最初に演奏された
オットー・ニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
これはクライバーならではの超名演である。
楽しい作品で大好きなのだけれど、
クライバーのしなやかさ、きびきびとした動きを知ってしまうと
他のどんな演奏も重くって、聞くのが辛くなってしまうほど。
後半の演奏で私が特に引き込まれてしまったのは、
ペルシャ行進曲から拍手なしに
トリッチ・トラッチ・ポルカになだれ込むところ、
ここでのトリッチ・トラッチ・ポルカは最高速である。
そしてワルツ「天体の音楽」がはじまる。
美しい。最高の瞬間である。
「天体の音楽」から「雷鳴と電光」へのコンサートの流れは、
最も盛り上がるところであり、この演出はとにかくうまい。
「雷鳴と電光」でのクライバーは、いまさらいうまでもなく、
まさにこれこそがカルロス・クライバーである。

1992年にクライバーが指揮して、
結果的にこの年が最後のニューイヤーとなったが、
その後、ムーティ、マゼール、メータ、
最近ではアルノンクール、小沢征爾、そして今年のヤンソンスと
豪華な顔ぶれであり、どの年も素晴らしかった。
ムーティの年は、ムーティらしい個性が発揮されているし、
アルノンクールの年はさすがにユニークな発想もあり、
そして何よりウィーンフィルの演奏はいつも絶品で、
毎年ニューイヤーコンサートによって新年がはじまるのである。
しかしこうして14年を経て、改めて気づいてしまうのだが、
やはりクライバーのニューイヤーは格別であった。
こんなワルツやポルカ、クライバー以外では絶対に聞けない。
今年はヤンソンスのニューイヤーにはじまって、
その延長でクライバーを聞いているから、
幸福いっぱいの新しい年を迎えることができた。

CDR190/191

「カルロス・クライバー」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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