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2006年1月19日 (木)

構造設計の偽造事件 10

「構造強度偽装問題」に関する
今日は衆議院国土交通委員会の参考人質疑が行われた。
元請けの設計事務所や総研四ヶ所氏が質問に答えた。
先日の小嶋社長のときに比べれば、
ひとりひとりが自らの言葉で答えているので、
質疑としては、成立しているようにも思うが、
聞いていて、もうこうなってくると、
「誰が悪なの?」というのはよくわからない。
ここに登場している4人は、全員一級建築士か?
話している内容を聞いていると
答えられることに関しては、きちんと答えているような気がする。
偽証とか、極端におかしな発言もないように思うし、
むしろ質問している議員の方が、とんちんかんだったりして、
質問の仕方や言葉がおかしいので、
質問と回答のやりとりがちぐはぐになっている場面が多く、
つまりはここで登場の建築士は、
質問から想像できる範囲で、きちんと答えているようで、
結果的に質問の議員がそれを理解できないがために
「答えになっていない」と怒りだしたり、
質問の議員はもう少し、ある程度の知恵袋となる人を見つけるか、
建築の実務的な話も、本音と建前を理解したうえで、
知識を身につけてから質問に立った方がいいのではないだろうか。
問題の発覚からかなり時間がたっているので、答えるほうも、
保身となるニュアンスが多用されていることも事実であろうが、
しかし黒か白かの思い込みを捨てて、
客観的に話の内容を冷静に聞くならば、
間違っていることや身を守るための嘘(偽証)など、
そういう悪質な返答で自分を守っているという印象はない。
ということで「誰が悪か?」というとよくわからないのである。
そう書くと一般の方は不満に思うかもしれないけれど、
つまりは国会での追及はこの辺が限界なのかもしれない。
もし私がここで見事に作られた返答に騙されているとするならば、
そういう回答を用意して、国会に来たということだと思う。

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