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2006年1月 6日 (金)

マリス・ヤンソンス

今日はモーツァルトをお休みして、ショスタコーヴィチである。
マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団による
交響曲第2番「十月革命」と第12番「1917年」
私がショスタコーヴィチの交響曲で一番好きなのが、
第8番なのだが、続いて第4番、
そしてここでの第12番が素晴らしい!
ショスタコーヴィチのオーケストレーションや作風など、
この第12番あたりで極まっており、
こんなにカッコいい交響曲はない!と私はいつも感じる。
第11番「1905年」も第12番「1917年」もその内容で
より交響詩に近いのかもしれないが、
ショスタコーヴィチ独特の内面的な深まりに加えて、
より表面的な部分における効果や外に発散するエネルギーなど、
そこにみなぎっているものに感動する。

そうしたら、逆にこれまで最も親しみのない交響曲と思ってきた
第2番にすっかり魅了されて、驚いた。
音楽的には、暗い混沌から明るい開放へと向かう作品であり
(テキストについて「開放」という言葉がいいのかわからないが)
ヤンソンスのシャープな音楽作りが、
迷いなくストレートに自然な盛り上がりを築いて、
変に考え込まなくてもいいので、
私にとっては受け入れやすかったのかもしれない。
美しい響きである。輝きのショスタコーヴィチだ。

第12番はやはり圧倒的だ!
ヤンソンスの先ほどからのシャープで
非常にバランスのとれた感性が、
この壮大な迫力において、冴えまくっている。
オーケストラがまた、鮮やかに弾きまくっている。
これは素晴らしい!感動的だ!巧い!!
バイエルン放送交響楽団とは、
これまで第4番、第13番と録音を進めてきたが、
もちろんこの第12番が圧倒的に名演だと思う。最高だ!
その前は、私はすべてを持っているわけではないのだが、
第1番をベルリンフィル、第5番をウィーンフィル、
第6番と第9番がオスロフィル、
第7番「レニングラード」はレニングラードフィル、
第8番はピッツバーグ交響楽団、
第10番はフィラデルフィア管弦楽団、
第11番もフィラデルフィア管弦楽団、
第15番はロンドンフィルというふうに
世界の一流オーケストラを適材適所に用いて、
まもなく全集完成というところにまで来た。
今回のこの第12番が今のところ最高傑作ではないだろうか?
こうしてまとめてみると意外と聞いていないのが多いので、
ヤンソンス・ファンとしては、これは大問題であり、
聞いてみたくなった。今年のテーマとしよう!
そう!今年はショスタコーヴィチの生誕100年でもあるのだ。

EMI 3 35994 2

「マリス・ヤンソンス」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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コメント

こんにちは、始めまして。
私もショスタコーヴィチが好きでCD集めてます。最近ヤンソンスの11番を聴きましたが、あまりの上手さに驚きました。1枚聴いてみようかという程度の気持ちで買ったのですが、聴き終えた後は大満足でした。他は未だ持ってないのでこれからヤンソンス盤を集めてみようと思います。12番を聴くのが楽しみです。

投稿: みのむし | 2006年1月19日 (木) 12:08

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