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2006年1月11日 (水)

ミヒャエル・ギーレン

ミヒャエル・ギーレンの最新盤。
ブラームスの悲劇的序曲と交響曲第1番。
バーデン・バーデン、フライブルクの南西ドイツ放送交響楽団である。
このブラームスはいい!!気に入った。
決して立ち止まらないブラームス。
特に交響曲第1番の快調さ、最高だ!!
ドイツの放送オーケストラならではの重厚で深みのある音、
ガッチリとした構えで、渋いけど、
そこをギーレンがシャキっと引き締めて、
勢いよく突き進んでいく。
全体の時間で45分を切っているが、
なんと第1楽章の繰り返しはきちんと行っている。
しかし特別に速いという印象はない。
実際はかなり速いのだと思う。
ギーレンのブラームスは堂々とスケール雄大で、
ここでのテンポ感覚、速度は、あくまでも響きをクリアに
音楽の流れを濁すことなく、
いつも澄んだ透明感を忘れないためなのだろう。
音は次々と澱みなく前進し続け、
ゆったりと余韻に浸っているような余裕はないが、
あせっている印象や必要以上にオーケストラをあおっている感じはなく、
ギーレンの音楽全体の設計の見事さやバランスの構築は素晴らしい。
終楽章での盛り上がりなど感動的であり、
第1楽章の冒頭から最後の一音にまで、
まっすぐに一本の線が描かれており、
その流れ、広がり、フィナーレへの到達は極めて合理的でもある。
今年、これに続いて、交響曲第2番、そして第3番&第4番と
続編が登場するようで、これは期待である。

Hanssler CD 93.134

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コメント

こんにちは
いつもクラシックへの情熱あふれるBlogを拝見させていただき退散気味の私でしたが、やっと足元にさわれる記事がありました(笑)
ブラームス1番は私の人生において特別の曲でありまして・・・
アイドルに憧れるごくごく普通の女の子の私が、)中1の頃、都響の無料コンサートで聴いて頭を殴られるような衝撃を受けて、その頃子供の小遣いでLPレコードなど買えないのでFM放送を探しまくって自分で録音したテープをすり切れるまで聴いた覚えがあります。
(ちなみに高校時代の私のニックネームはバチ当たりにも“ブラームス”でした)
その後ブラームスの2・3・4番を次々に聴き、クラシック街道をしばらく歩いた(たけおさんの足元にもおよびませんが)思い出の曲なんです。
自分の中ではベーム指揮・ベルリンフィルのが好きだったんですけど、きっとそれよりテンポはかなり速いんですね。

今は思うところあってジャズに傾倒しておりますが、ブラームスの交響曲だけはいろいろCDを買ったりしております。
今度ミヒャエル・ギーレン買って聴いてみます!

投稿: smile | 2006年1月12日 (木) 13:10

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