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2006年2月 6日 (月)

バイロイト音楽祭2005

3act

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

いよいよ第3幕である。繰り返し書いているけれど、
ドイツの批評家たちが何と書こうが、
この「トリスタンとイゾルデ」は私の宝物である。
この新鮮な喜び、超新星のような強い輝きは、
かつてのワーグナーの伝統、「トリスタンとイゾルデ」ならば、
1952年にカラヤンがバイロイトで指揮して、
その後は、ヨッフム、サヴァリッシュ、ベーム、…と続き、
そういった歴史的な響きとは、少し方向性の異なる存在なのかもしれない。
しかし1974年にカルロス・クライバーが登場したときに
それまでの伝統なんて、ふっ飛ばしてしまうような
圧倒的なパワーで一気に駆け抜けたに違いない。
この大植英次の演奏にクライバーを持ち出すのがいいのか知らないが、
しかしこの輝きこそが最大の力であり、私はそこにひかれる。

第3幕の舞台写真である。
ここでも基本的に舞台はあまり変わっていない印象だが、
重傷を負ったトリスタンのためのベッドが横たわり、
そして内装が少し違っていて、集中治療室のようなイメージも。
まあ、舞台のことは先日も書いたので、もういいか。
というぐらい、この第3幕の演奏は圧倒的である。
年末に放送で最初に聞いたときも書いたが、
前半の第1幕や第2幕よりも格段に違って、
この第3幕は本当にびっくりするぐらいに輝いていた。
大植英次はこの公演を終えて、直後の新聞記事に
「信じられないぐらいにしなやかな響きを出せた」というような
インタビューにそういうことを応えていたような気がするが、
まさに直後のその興奮の言葉は、
この第3幕のことであると私は受け取っている。
オーケストラの素晴らしさ、それを讃えれば讃えるほどに
つまりは歌手との一体感の不足もあって、
オーケストラが突出してしまった、ということもあるのか
批評家や保守的なワグネリアンたちは
それを問題にしたがっているのか、それとも違うのか?
でも私はこの演奏に感動して、本当に素晴らしいと思うのである。
いいではないか。最高だ!
ドイツの批評家たちが何と書こうと
この「トリスタンとイゾルデ」は最高だ!

先週から「トリスタンとイゾルデ」をじっくり聞いてきたが、
この素晴らしさにはまると、つい永遠にこのまま
ずっと聞いていたいと思いはじめるが、
ワーグナーを聞くことをやめる方が恐くなるが、
年中ワーグナーだけを聞いているわけではなく、
少し休んでから、次は「バイロイト音楽祭2005」の
順番に7月26日の歌劇「ローエングリン」を聞きたいと思う。
ペーター・シュナイダーの復活に最高の期待。

CDR198/199/200

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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