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2006年2月24日 (金)

ウィーン芸術週間2005

ピエール・ブーレーズ指揮ウィーンフィルによる
マーラーの交響曲第2番「復活」である。
こちらはウィーン芸術週間のライブで
コンツェルトハウスにおける演奏会(2005年5月31日)。
まもなくDGから発売されるのは、楽友協会における収録のようで、
どんな違いがあるのか?ないのか?これは聞きものであると
このライブ録音をCD発売前にじっくり聞きこんでいる。
しかしこれがまた本当にすごい演奏で
私が今まで聞いてきた「復活」の中でも格別に素晴らしく、
そして演奏会ライブの記録としても
こんなにも完成度の高い録音も珍しくて、私の宝となった。
音響的には専門的なことはわからないが、
とにかくすごい迫力で、音の存在感や力強さに圧倒されて、
私が持っているライブ録音の中でも
本当に究極のレベルにまで達しているような最高の感動だ。
ここまで素晴らしいと、通常のスタジオ収録された演奏では、
この興奮は得られないのではないかと、
私などはついライブ録音を支持したくなってしまうのだが、
しかしここはブーレーズなので、これから発売されるDG盤でも
またもうひとつの究極を我々に示してくれると思う。
とにかくあまりにも素晴らしい演奏で、
細かい特長を書き上げたりしていてもきりがなく、
しかしブーレーズは80歳の巨匠にして、
その解釈は極めて画期的なものでもあり、
新鮮な感覚や音楽に接する上での圧倒的な輝きに夢中にさせられて、
マーラーの「復活」で今さらこんなにも大きな発見と遭遇するなんて、
私は今まで、一体何を聞いてきたのかと思わされる。
この新鮮さというのが何なのか?ということに少し注意してみると
やはり普段とははっきり違う、聞き流している、聞こえてこない、
そういう響きに音楽全体が支配されていて驚かされる。
さすがにブーレーズではあるが、こういうマーラーを聞かせてくれるのって、
やはりブーレーズ以外には考えられないのではないか。
ということは、以前にブーレーズが
(DGでマーラーのシリーズをはじめた)最初の頃、
6番 (ウィーンフィル)とか7番(クリーブランド)、9番(シカゴ)、
そして5番(ウィーンフィル)などで毎回感じていたことなのだけど、
その後、ある程度ブーレーズのマーラーがすごいということにも慣れてしまって、
何となく当たり前のことのようにもなってしまっていたのだが、
この「復活」では、久しぶりにはっきりとそうした感激に心動かされ、
それだけこの演奏がすごいのだと思わされたのである。
この春にはDG盤も登場するのか、早くもアナウンスされているが、
このライブを聞く限り、すごいものに出会えるに違いないと
私は大きな期待で待っている。

CDR205/206

「ピエール・ブーレーズ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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