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2006年3月15日 (水)

第1401回N響定期公演

レナード・スラトキンの指揮による
2000年2月のN響定期公演から
2月16日 サントリーホールにおける演奏会。
ここで残っている録音は、
ヴォーン・ウィリアムズのタリスの主題による幻想曲と
ブラームスの交響曲第1番である。

またブラームスの1番!
本当にこの曲が大好きでよくもまあこんなに聞くなって、
自分のことながら感心する。
ブラームスの4曲の交響曲は、どの曲も好きで、
比べられないぐらいに重要な存在だ。
しかしやはり、おそらく一般的にも
第1番が最もポピュラーであると思うのだけれど、
ベートーヴェンの10番目の交響曲に例えられたり、
ブラームスも異常に長い年月をかけて、
特別に気合を入れて作曲したなど、
やはり第1番の交響曲は音楽史上でも
最も偉大な作品のひとつである。
以前には、第1番は堅くって、
第4番の方がよりロマンティックに感じられたり、
クライバー指揮の第2番などを聞いてしまったら、
とにかくそれは究極的であり、第2番に夢中になって、
しかし長い年月を経て、今になってみると
この第1番の交響曲の格調高さ、奥深さ、
その味わいは、いまは格別に感じられる。
まあ、たまたまなのだが、今年になってからも、
なぜか第1番はすでにいくつも演奏を聞いていて、
他の3曲はそれほどには聞いていないのである。
もちろんこれから聞く機会はあるが。

ブラームスの1番であるといって、
いわゆる重い響き、厚みのある構成、深みのある感動など、
そういうイメージってあると思うのだが、
このスラトキンの演奏は、ちょっとユニークである。
ノリントンとかアルノンクールのような
斬新な解釈というのとは違うけれど、
非常によく流れて、ここはためるか?というところでも
気持ちよく前進して、すると健康的な仕上がりとなるのだが、
スラトキンだとこういうブラームスになるんだって、
いろいろと納得しながら、面白いのである。
ドイツの指揮者たちのような深く掘り下げていくような
そういうブラームスとは違っていて、
もっと自然な音作りで、流れに乗ることを大切にするという。
スラトキンはここ数年で、BBC交響楽団との活動などで
ブラームスの交響曲を他にもいろいろ取り上げているのだろうか?
いわゆる純粋ドイツ型の演奏とは違うやり方で
例えばベルリンフィルなどを指揮して、
最高に決まった演奏を聞かせてくれたら、それはすごいと思うのだけど、
最近はどこで活躍しているのだろうか?

CDR210

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