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2006年3月17日 (金)

第1402回N響定期公演

レナード・スラトキンの指揮による
2000年2月のN響定期公演を順番に聞いてきたが、
今回は2月25日 NHKホールにおける演奏会。
ここで残っている録音は、
ウェーバーの「オイリアンテ」序曲と
チャイコフスキーの交響曲第5番である。

スラトキンの指揮でコープランド、ブラームスなどを聞いたが、
ここでのチャイコフスキーが最も素晴らしいと私は思う。
チャイコフスキーも非常にユニークだが、これは名演である。
はっきりとした独自性をもっていて、実によく歌い、
自在に音楽に動きを与えていくところなど、
かなりロマンティックなチャイコフスキーのようにも思うのだが、
しかし濃厚になりすぎることはなく、
それはオーケストラの機能性をよく引き出した演奏だからこそであり、
やはりスラトキンとN響って、なかなか面白い。
それは客演ということもあってそう感じるのかもしれないけど、
このチャイコフスキーは本当に魅力的で私は気に入った。
チャイコフスキーの5番は、この後、デュトワが取り上げているし、
現在はアシュケナージがチャイコフスキーのシリーズをやっていて、
おそらく来シーズンにこの第5番を取り上げると思うが、
デュトワのチャイコフスキーは、明らかにデュトワ色が強く、
そちらもまた独特な仕上がりを見せているが、
アシュケナージもプロジェクトとしての統一感を意識していると思うし、
そういう意味では、このスラトキンの演奏というのは、
本当に思い切りがよく、パワー全開に魅力あふれている。
こういう演奏こそ、ぜひたまに聞きたいと思うのだが。

CDR211

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