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2006年3月 7日 (火)

構造設計の偽造事件 11

久しぶりにこの話題である。
あれだけ世間を騒がせた「構造強度偽装問題」も
最近はニュースにもならなくなってしまって、
この辺で終わりなのかとそんな印象もあったのだが、
とはいえ、ここでの構造偽装に関するシリーズは、
一度まとめをしてから、最終回にしようと思っていて、
もう3月だし、そろそろというところで、そうしたら、
今回は札幌の設計事務所が偽装だそうである。
それも二級建築士だそうで、だとすれば、
建築基準法違反に建築士法違反も重なるのか?
この問題、やはりなかなか終われない。

どういう建築士がどんな建物を設計できるのか?
というのは、建築士法の第3条に書いてあったか、
用途と規模(床面積や高さ)そしてその建築物の構造によって決まり、
それによると木造アパートのようなものならば、
二級建築士でも設計できるかもしれないが、
鉄筋コンクリート造の場合、延べ床面積が300㎡超で
一級建築士でなければ設計できず、マンションの場合には、
多くの場合には二級建築士では設計できないであろう。

しかしならば、何で今回のようなことが起きるのか?
ということをご説明すると、みなさん、すでにご存知の通り、
構造設計は専門の構造事務所が担当するのであり、
確認申請や工事請負契約における監理者としては、
元受の(意匠)設計事務所の一級建築士の名前を記載するので、
下請けの設計事務所の名前や建築士氏名は、
表に出ないことが多いのである。
その辺で資格のない建築士が設計していた
などという事態が起きてしまうのである。
この件に関しては、まさにそのことに違法性が認められるケースであり、
しかし実務上の話では、すごく有名な(誰でも知っている)建築家が、
実は建築士の資格を持っていなくて、
申請上は他の建築士の名前で出しているという場合もあるし、
大手ともなれば、代表者の名前(例えば設計部長など)で申請して、
実際の担当者(建築士)の名前はどこにも登場しない、
そういうのはごく当たり前のことなので、
取り締まるべきというのとも少し違って、ちょっと難しい。
しかし責任の所在を明らかにしているのは事実だと思うのだが。

私はもちろん正真正銘の一級建築士である。
偽装をしていない一級建築士である。
ついでにもう少し書けば、元請けの意匠設計事務所であり、
構造は有名な構造家の先生にお願いしているので、
偽装のような愚かな問題とは完全に無縁なので、
その辺はどうかご安心いただきたい。

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