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2006年3月16日 (木)

ウォルフガング・サヴァリッシュ

サヴァリッシュが引退だそうだ。
非常に残念である。
昨年秋のN響への来日がキャンセルになって、
その際にN響と日本のファンに宛てたメッセージ
「健康を取り戻して、また日本で指揮したい」という言葉に
必ず戻ってきてくれると信じていた私は、
今回のニュースにショックを受けている。
サヴァリッシュというと毎年日本へやってくる指揮者というイメージで
昔はその存在のありがたみがわかっていなかったのだが、
今では違って、来日する巨匠でも、
サヴァリッシュこそが日本の我々にとって
最高の存在であることは間違いないと確信するのである。
サヴァリッシュのベートーヴェン、ブラームス、シューマン、
そしてR.シュトラウス、ドイツ音楽の真髄を教えてもらった。
サヴァリッシュの指揮による最新の演奏をもう聞けないことは残念だが、
その音楽は我々日本人の心の中にいつまでも鳴り響いており、
これからの時間を安らかに少しでも長生きしてほしいと思う。

そういえば、昔のことをふと思い出した。
以前友人と海外旅行で冬のストックホルムを訪ねたときに
空港でフランクフルト行のルフトハンザ航空を待っていたのだが、
エンジン・トラブルで出発が遅れてしまって、
夕方の空港には、ドイツに向かう乗客だけが取り残されていた。
その中にドイツ人のグループがいて、
真ん中に数人に囲まれてサヴァリッシュがいたのである。
いや、わからないのだが、似ていた。
私が顔を見間違えるはずはないと確信しているが、
その中のマネージャーみたいな人が、
私の前を通ったので、その人をつかまえて、
「あそこの方は、指揮者のサヴァリッシュさんではないですか?」
と聞いてみたところ、笑いながら、違うよといわれてしまった。
いや、あれは間違いなくウォルフガング・サヴァリッシュ!
私がサヴァリッシュの顔を見間違えるはずがない。
とはいったものの、外人ばかりがいる海外の空港で、
たまたま背格好も顔も似ている人がいたということかもしれない。
でもあのメガネであの髪型で、あの体格で…。
グループの中心にいて、まわりの人にいろいろ気遣われていたし、
あれはサヴァリッシュだったのだ!と今でも私は信じているのである。
スウェーデン放送交響楽団やロイヤル・ストックホルムフィル、
ストックホルムの歌劇場かもしれない、
いや、もしかしたらストックホルムから新幹線で
エーテボリ交響楽団に行っていたのかもしれないし、
それらのオーケストラをサヴァリッシュが指揮していたかどうか?
詳しいことは知らないけれど、でもストックホルムで
たまたまサヴァリッシュに会ったことがある!
と私は今でも信じているのである。旅の思い出。
結局その後、どうなったのか?
飛行機は何時間も遅れてしまって、
たぶん4時ごろの便が8時過ぎてから飛んだような気がするのだが、
(フランクフルトに着いたのは10時頃だった)
そのドイツ人のグループはあきらめて、早々空港を後にした。
もう一泊ストックホルムでの滞在を延ばしたのだろう。

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