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2006年3月 9日 (木)

スクロヴァチェフスキの第九

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送交響楽団による
ベートーヴェンの交響曲全曲録音、
その第2弾で早くも第九が登場!
なかなか激しい演奏、きびきびとした響きに正直ちょっと驚き。
80歳を超えた巨匠が、何と元気な演奏をすることか。
勢いがあって、よく鳴り、いろいろよく聞こえてくる。
ザールブリュッケン放送交響楽団はわりと明るい音で
響きも軽く、よく動きまわって、迫力の演奏ではなくて、
切れ味よくって、テキパキと竹を割ったようなベートーヴェン。
前回のときも気になったことではあるのだが、
オーケストラの音がちょっとシャリシャリした感じで、
もっと内面から深みのある音がして、
音量ではない、音楽的な迫力が備わってくると
もっと感動的だとは思うのだけれど。
それは好みの問題でもあるので、この辺でよそう。
音色の点でも、あまりこのオーケストラの色を発見できなくて、
ベートーヴェンが鳴っているが、
何か空虚な感じがしてちょっと不満。
その一方でスクロヴァチェフスキのベートーヴェン像というものが
かえって明確に浮かび上がってくるのだが、
私にはそれが非常に興味深く、やはり聞かないとはじまらない。
N響の年末の第九で、何年か前にスクロヴァチェフスキが登場して、
それがファンの間では、かなりの名演として有名だが、
私は残念ながら、その録音を持っていなくて、今となってみると、
当時あまり「ミスターS」を知らなかったことが悔やまれる。
しかし今回のこの第九、結構パンチが効くので、
最近にしては、わりとユニークな存在でもあり、
私は楽しませてもらった。続編も聞く!

OEHMS OC 525

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