« 落語のCD化 | トップページ | 落語のCD化 »

2006年3月 2日 (木)

フランス国立放送フィル

フランス国立放送フィルハーモニーの近年のライブから
いくつかの録音を集めてみた。
指揮はチョン・ミュンフンである。

最初に2001年2月10日 サル・プレイエルにおける
クセナキスの「メタスタシス」。
かなり騒音系の音楽だが、
クセナキスならではの爆発があって
エネルギーの解放が魅力的で、私は好きだ。
結構「騒音公害」のような音楽って、実は好きで、
デカイ音(不協和音)が一気に押しつぶされそうな勢いで来ると
それがまた快感だったりもする。

続いて2002年11月15日 パリのシャトレ座で
ドビュッシーの「海」。なかなかいきいきしていて、
思った以上に気に入った。
チョン・ミュンフンは細部もしっかり描きこんで、
いつもながらの情熱を注ぎ込んでいるような
そんな姿が浮かんでくるが、
しかし全体像はよくまとまっている印象。
実はこの後に演奏されたのが、
ラヴェルの「ラ・ヴァルス」だったのだが、
それも録音してあるような気がしていたのだけれど、
残念、「海」しかなかった。

そして2003年11月21日 シテ・ド・ラ・ミュジークでの
ドビュッシーの「叙情的散文」(独唱はスーザン・グレイアム)と
デュティユーの「メタボル(1964)」。
こちらの録音の方が、これも印象だが、
「海」のときよりもますます柔軟に繊細な表情を描き出しているようで、
チョン・ミュンフンはいいではないか!と唸ってしまう。
「メタボル」は以前に「幻想交響曲」のCDに収録されていたが、
メシアンとかデュティユーとかフランス現代の作品は、
ミュンフンはさすがに説得力があって、圧倒される。
実は「メタボル」の前にドビュッシーの「夜想曲」が演奏されていたのだが、
もちろん録音してあったのだが、この録音は事故であり、
「夜想曲」の第2曲「雲」の冒頭、弦楽器の激しい動きで
急に大きくなった音に慌てて、ラジオ・フランスのエンジニアは、
ヴォリュームを一気に下げてしまったのである。
もちろん音楽にかぶっており、そこは変なことになっている。
残念ながら事故であり、あまり印象がよくないので、やめた。
ということで、クセナキスと「海」が前半に登場したわけである。
しかしこの4曲のバランスはたいへんにいいので、
私としては結果的に気に入っている。

CDR207

|

« 落語のCD化 | トップページ | 落語のCD化 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/8909731

この記事へのトラックバック一覧です: フランス国立放送フィル:

« 落語のCD化 | トップページ | 落語のCD化 »