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2006年3月22日 (水)

ネルソン・フレイレ

ネルソン・フレイレの最新盤はブラームスである。
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスでのライブ録音。
ピアノ協奏曲第2番が昨年11月、
そして第1番が何と今年2月の演奏で、
わずか1ヶ月で発売になっているのだから、
DECCAはすごい気合の入れ方だ。
指揮はもちろんリッカルド・シャイー。
気合ならシャイーも負けていなくて、
この張り切った指揮、その姿が目に浮かぶよう。
フレイレのピアノはかなりカラフルなイメージがあるが、
今回は渋い音をさせていて、これはいいぞ!
細やかな動き、明暗の微妙な変化、
デリケートな表情でしっとりと聞かせている。
フレイレのソロにもひかれるし、
オーケストラも何ともいえない感動的な音で
これはいいブラームスだ!
フレイレのピアノは、緻密という感じではないし、
しっかり聞くと造形面では少々アバウトな印象もあって、
しかしこれが芸風でもあり、味があり、音楽に躍動感が生まれて、
フレイレというピアニストはちょっと代わりがいない。
だからこそ、私はフレイレに夢中になった。
というのが第1番の段階で、作品の性格からも、
より引き締まった、緊張感あるブラームスを聞いたのだが、
これが第2番になるとまた一転、こちらは雄大なスケールで、
音楽の振幅はますます大きくなって、
フレイレのフレイレたるところが全快!
何だかこれは最高に感動的である。
第1番はよりモノトーンな響きを追及していたが、
第2番では、ピアノのあらゆる多彩な表現を披露してくれて、
何ともロマンティックな仕上がりだ!
音楽の素晴らしさが、こちらの心に押し寄せてくるがごとく
聞いていて、本当に引き込まれる。
フレイレはやはり第2番の方が向くのかもしれない。
いや、聞き込むとやはり第1番の魅力というものもすごいので、
しかし最初の印象では、第2番の方がさすがに圧倒された。

DECCA 475 7637

「ネルソン・フレイレ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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コメント

<速報>アルゲリッチ最新DVD シューマンピアノ協奏曲 シャイー指揮ライプツッヒ・ゲバントハウスでのライブ

投稿: Curling | 2006年9月 6日 (水) 22:25

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