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2006年4月15日 (土)

第1481回N響定期公演

ヘルベルト・ブロムシュテットの指揮による
2003年2月のN響定期公演から
2月6日 NHKホールにおける第1481回定期公演。
ニールセンの序曲「ヘリオス」にはじまり、
モーツァルトのピアノ協奏曲K.503(ピアノ:イモジェン・クーパー)
後半はブラームスの交響曲第2番というプログラムである。
私のたいへんお気に入りの録音。

ニールセンの序曲がたいへん素晴らしく、
実際のところニールセンの作品は
そう頻繁には聞くチャンスがあるわけではないのだけれど、
ブロムシュテットこそ、ニールセンを聞かせてくれる重要な存在であり、
この「ヘリオス」も私はこの演奏しか聞いていないのだが、
本当に魅力的な作品で、いい!
独特の不安定な色合い、その曖昧な面白さの中に
そのまま一気に盛り上がっていき、静かに消えていくという
何とも不思議な感覚、これははまる。
ニールセンは興味が尽きない。

続いてたいへん感動的なモーツァルト。
イモジェン・クーパーはブレンデルの弟子として有名であり、
師匠と同じくシューベルトの演奏で知られているが、
N響定期にはたびたび出演して、モーツァルトを取り上げている。
昨年秋もピアノ協奏曲 第22番 K.482を弾いたが、
一つ前の来日であるこのときは、第25番 K.503を演奏。
ハ長調の堂々とした作品であり、ピアノも勢いがあって、
一音一音しっかり響いている。
ピアノの音がすごく近い録音で、よく鳴るのだが、
もっと繊細なイメージかなと思うけど、
聞くとその充実した音に圧倒される。
イモジェン・クーパーは、本当にいいピアニストだと思う。

そして後半、ブロムシュテットのブラームスは最高だ。
改めて言うまでもなく。結構渋い存在ではあると思うけど。
ブロムシュテットのリハーサルは、
理想の追求で非常に厳しいというが、
演奏を聞いているとわかる気がする。
まさにそういうブラームスである。
しかし終楽章では、テンポも速く、とにかく引き締まって、
すごい凝縮の中でその迫力に感動した。

CDR218/219

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