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2006年4月 4日 (火)

バイロイト音楽祭2005

Lohengrin1_1

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「ローエングリン」第1幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

詳しいことはわからないが、
中央にいるのがローエングリン(ペーター・ザイフェルト)であり、
ということは第1幕第3場なのだと思うが、
もしかしたら第2場の終わりで、
ローエングリンの登場のシーンかもしれない。
しかし白鳥はいないので、別れの後のシーンなのか?
中央の光の柱は、何なのだろう?
幻想的といってもいいのか?
闇の中に光がともっている感じであり、
照明の感じも色使いもこういう舞台は素晴らしいと思う。
このキース・ウォーナーの演出はかなり評価の高いものだが、
実際に祝祭劇場でこの舞台を目の当たりにしたら、
きっと感激して、気持ちを抑えられないだろう。
しかしこのプロダクションも2005年が最後である。
その最後にペーター・シュナイダーがバイロイトに復帰するなんて、
うれしいではないか!何と素晴らしい!!

ペーター・シュナイダーは、1980年代にバイロイトの常連だったようだが、
ここでの「ローエングリン」は、十数年ぶりの登場だと思う。
1990年代の前半、私がバイロイト音楽祭に興味をもちはじめた時期、
当時の「ローエングリン」を指揮していたのが、ペーター・シュナイダーだった。
カセットテープに録音して、よく聞いたものである。
私にとって、「ローエングリン」の原点は、
まさにペーター・シュナイダーなのである。
そういう意味でも、バイロイトに戻ってきてくれたことは、
私個人的には、最高の喜びだった。
前のプロダクションで90年代前半の「ローエングリン」は、
シュナイダーが非常に誠実な解釈で作品と向き合っており、
折り目正しく、独特な透明感が美しかったのだが、
よく批評でいわれていることは、「まじめすぎて、面白くない」など、
基準点を確実にクリアしている一方で個性不足が指摘されている。
しかし今回は違う。キース・ウォーナーへの絶賛もあるのだろうが、
音楽に関しても、最高の評価が与えられたようである。
「ペーター・シュナイダーは見違えるようだ」って。
誰もが認める、現在最高のワーグナー指揮者の一人である。

今日は第1幕を聞いているが、
特に第2幕以降、音楽は最高の展開で、本当に感動的である。
第1幕での印象は、この美しい透明感で、
以前からのペーター・シュナイダーの「ローエングリン」を思い出し、
個性的な発想とか、ユニークな解釈など、全く無縁で、
ひたすら作品に丁寧に接して、そこからにじみ出てくる
深い感動に何ともいえなく満足感を堪能するのである。
シュナイダーといえば、ドイツやウィーンでは最高の評価であり、
しかしレコードというものがほとんどないので、
日本ではあまり馴染みのない存在だと思うが、
こういうワーグナーを聞かされると
これが本物なんだ!って、教えられる気がする。
これぞ!という感じである。
今日は最初なので、この辺にして、
これから全3幕を聞いていく中で、音楽を堪能しつつ、
ペーター・シュナイダーの存在(偉大さ)を再認識していきたい。

CDR214/215/216

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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コメント

初めまして(^_^(_ _)。googleでシュナイダーを検索したら、こちらにヒットしました。

シュナイダー、先日聴いて参りました。ばら、パルジファル、トリスタン。今やドイツ語圏でシュトラウスとワーグナーの上演になくてはならないマエストロになったと思います。硬軟取り混ぜて、オケを煽ったり歌手を聴かせたりと、縦横無尽。やはり昨年のバイロイト復帰が大きな「転機」になったような感があります。

投稿: じぃ | 2006年4月20日 (木) 15:37

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