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2006年4月 6日 (木)

バイロイト音楽祭2005

Lohengrin3

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「ローエングリン」第2幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

「ローエングリン」と「パルジファル」、
それぞれ第2幕における何となく感じられる類似性、
それがローエングリンとパルジファルの
親子つながりに関係があるのか?
それについて、昨日書いたのだが、
「ローエングリン」の第2幕前半を聞いていて、
ここでの音楽が何かに似ていたような気がして、
ずっと気になっていたのだが、ふと今日になって思い出した。
「ローエングリン」第2幕の前奏曲から第1場は、
「オルトルートの魔法の動機」や「呪いの動機」など、
魔法や呪いという独特の色合いを出しているが、
そこで思い出した場面というのが、
ニーベルングの指環「神々の黄昏」の第2幕第1場である。
ハーゲンが眠っていると夢に父アルベリヒが現れて、
神々の没落を予言して、ジークフリートを殺し、
指環を取り返して復讐せよと語りかけるシーンがある。
ここで登場するアルベリヒは、
やはり呪いに彩られて、まるで幽霊のようだが、
音楽も「憎悪の動機」に支配されて不気味な展開である。
どこか似ている要素もありそうな、何か共通性を感じてしまった。

しかしそれだけではなかったのだ。
ここで独特な雰囲気をかもし出している
テルラムントと妻オルトルート(魔法使い)のやり取りだが、
テルラムントがバリトンのハルトムート・ウェルカーであり、
もしかしたらと調べてみたところ、
ハルトムート・ウェルカーは2002年から2004年の3年間、
「神々の黄昏」でアルベリヒを歌っていたのだ(なるほど!)。
アルベリヒの印象が知らぬうちに残っていて、
「ローエングリン」でもテルラムントでかなりインパクトが強い。
さらに調べてみたところ、2001年の「ローエングリン」で
テルラムントはバスのオスカー・ヒレブラント、
2002年のテルラムントはバリトンのジャン・フィリップ・ラフォン、
2003年のテルラムントはバリトンのジョン・ウェーグナーであり、
2004年は「ローエングリン」は上演されず、
そして「ニーベルングの指環」も2004年で終わったので、
ハルトムート・ウェルカーはテルラムントに移ってきたのだろう。
さらにもっと調べてみたところ、ハルトムート・ウェルカーは、
今年は「トリスタンとイゾルデ」でクルヴェナールである。
昨年も「トリスタンとイゾルデ」の後半の公演では、
クルヴェナールを歌っていたようだ。
私が持っている初日(7月25日)の録音は、
アンドレアス・シュミットがクルヴェナールなので知らなかった。
そして面白いのが、2002年にアルベリヒに移る前は、
2000年、2001年と「パルジファル」のクリングゾルを歌っている。
やはりこういう役柄がうまいのだろう、きっと。
今年のクルヴェナールはぜひ注目して聞きたいと思う。

Lohengrin4_1

バイロイト音楽祭のホームページより
テルラムント役のハルトムート・ウェルカーである。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

「ローエングリン」第2幕の前半は、
圧倒的に素晴らしくて、何度聞いても感動した。
ペーター・シュナイダー指揮のオーケストラも最高!

CDR214/215/216

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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