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2006年5月 6日 (土)

ミッケリ音楽祭2003

ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団
2003年7月4日 ミッケリのコンサートホールにおける録音。
シベリウスの幻想曲「ポヒョラの娘」、
そしてリムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」、
アンコールとして演奏された同じくリムスキー・コルサコフの
歌劇「雪娘」から「かるわざ師の踊り」
放送されたのは以上の3曲である。

先日も少し書いたが、ゲルギエフのシベリウス、
情熱的といえばいいのか?少々暑苦しいというか、
私にとっては、このシベリウスは違うだろう!
って、正直思ってしまうけど、
しかしゲルギエフが指揮したシベリウスなんて、
あまり聞くチャンスがないし、これは貴重であり、
聞けたということは、感想に反して、大いなる喜びなのである。
ファンにとって、コレクションという意味での価値は高い。
ならば、どんなシベリウスが本質なのか?
というのは人それぞれで自由だけど、
私はやはりパーヴォ・ベルグルンドの演奏が基準になっている。
ネーメ・ヤルヴィの演奏も好んで聞いているが、
最近のサロネンとか、オラモなどのシベリウスを聞いていると
ゲルギエフほどではないけれど、響きは明るく、厚く、暖かく、
フィンランド出身の指揮者たちがそういう音を好んでいるわけで、
傾向も少しずつ変わってきているのかもしれない。

続いて「シェエラザード」だが、こちらは最高!
ゲルギエフの「シェエラザード」は格別である。
やはりゲルギエフはロシアものだよ!ということなのか?
でもあえて比較を探すならば、
このミッケリのコンサートホール、木のホールということだったか?
熱いシベリウスに比べて、リムスキー・コルサコフは、
意外にクールで透明で、より繊細な印象を受けるのである。
会場の音響によるものだろう。ここは面白い。
「シェエラザード」のような、ねっとりと濃厚な音楽は、
元々私はあまり好まなかったのだが、
例えばデュトワのようなシャープな解釈も存在し、
それらのおかげで聞けるようになって、普通に聞くようになって、
しかしゲルギエフの演奏が登場してからは、
いつの間にか好きな曲になってしまって、音楽を聞きながら、
その濃厚なメロディを口ずさむぐらいになってしまったのだから、
私もずいぶん変わったものである。
でもそういう過程で、ゲルギエフの影響がいかに大きかったか?
今さらいうまでもないが、ゲルギエフの圧倒的な存在感は別格であり、
ここでも異常な興奮の中、夢中にさせられるのである。

CDR223

「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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