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2006年5月 8日 (月)

ハウスメーカーのトラブル

少し前の話になるが、友達からメールが来て、

友人がハウスメーカーで新築していますが、
引渡し前にトラブルでもめています。
助けてあげてください。

という内容で、そのご本人から連絡が来て、詳しくお話を聞いて、
設計段階、施工段階でどういう問題があったのか?
また今後どういう方法で交渉を進めたらいいのか?
つまり問題点を整理して、指摘して、そこを責めるということになるが、
とにかく私の可能な範囲であらゆるアドバイスをして差し上げた。

そこでいろいろ感じることである。
なぜもめるのか?
それは人と人とがひとつのことを成し遂げようとしているからである。
人と人、その両者がうまくあえば、取り組みもまたうまくいくであろう。
しかし他人と他人で、無理して一緒に努力していることだって
少なくないのだから、そういうときは、決してうまくいかない。
失敗することもある。だからもめる。
ハウスメーカーや大手のリフォーム会社も同様だが、
まず「大手だから、きっと大丈夫。安心。」という考えは捨てた方がいい。
というのは、結局は担当者といかなる付き合いをするかで
どこまで質を高められるかが決まるからである。
担当者は会社の社員であるが、その前にひとりの人間だ。
人間性の問題。性格が合う、合わない。
その人とちゃんと会話ができているのか?
気持ちが通じているのか?などなど。
そしてもっと現実的なことに触れれば、
その担当者が、社内でどれほどの権限をもっているのか?
言わずとも実によく融通を利かせてくれる人もいれば、
全く気の利かない人で、こちらが言っても、
全然それに応えてくれないという人もいるであろう。
「会社が有名だから大丈夫」というのは、やめた方がいい。
有名な会社であっても、自分の目の前にいる人を見てください!
よく吟味して、その人のことを信じられるのか?仕事を任せられるのか?
というのをよく考えた方がいいと思います。

我々のような設計事務所の場合、
最初から完全に人と人という関係の中で仕事を進めていくので、
人間関係がうまくいってなかったら、それは絶対にうまくいかない。
というよりも、仕事自体がはじまらないのである。
すべては信頼関係であり、信頼できなかったら仕事は成立しない。
しかし一方で、ハウスメーカーのような企業が相手だと、
会社だからというので、成立してしまう。話が進んでしまう。
それは「いざとなれば保証してくれるだろう」という思い込みであり、
しかし実際の社会では、うまくいかないこともあるのだから、
それが原因となって、トラブルが多々発生する。
とにかく私が思うのは、「建築は人間関係」であり、人をよく見てほしい。
そのためにもよく話し合い、心を通わせ、信頼を築くのである。
それから「いえづくり」「建築づくり」をはじめてほしいと思うのである。

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