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2006年6月28日 (水)

スクロヴァチェフスキのベト1+4

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮
ザールブリュッケン放送交響楽団による
ベートーヴェンの交響曲全曲録音、
その第3弾で今回は第1番と第4番。
これまでの中でも最高の素晴らしさである!
暖かみのある音色、柔らかい木管楽器の表情、
そしてきびきびとした動き、勢いのあるリズム感覚、
こういうベートーヴェンは好きだ。
しかしそれにしても、スクロヴァチェフスキは若い!
この身のこなし、軽やかに振舞って、なんという生命力、
ダニエル・ハーディングにも決して負けていない!
ミスターSは80をすぎた巨匠である。
なんという気持ちのいいベートーヴェンだ。
こういう演奏こそ私は聞きたいと思う。
ザールブリュッケン放送交響楽団の印象というのは、
正直に書いてしまうと、「英雄」のときのように
とにかく勢いで突っ走ってしまうか、
そうでないとちょっと響きに硬さが見られることがあって、
CDで冷静に聞いているとそんなことばかりが気になってしまうのだが、
しかし今回の演奏では、オーケストラは変わったわけではないけれど、
仕上がりのバランスが非常によくて、
スクロヴァチェフスキが自らの目指すものにより要求している部分と
そしてよく知っている指揮者だからこその上手に引き出している部分と
それらが見事に一致していて、聞いていて楽しくって仕方ない!
ベートーヴェンの音楽は、聞く人にいつも元気を与えてくれるが、
この演奏には喜びと幸福、すぐ隣にある親しさが存在しているのである。

OEHMS OC 521

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