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2006年6月 7日 (水)

バイロイト音楽祭1966

明日はハノーファーNDRフィルハーモニーの演奏会で
楽劇「ワルキューレ」第1幕(演奏会形式)を聞きに行くので、
今日はその前日ということで楽劇「ラインの黄金」を聞いている。
カール・ベーム指揮の「ニーベルングの指環」を
久しぶりに聞きたいと思っていたので、
今日から指環を順番に聞いていきたいと思う。
「ラインの黄金」と「ジークフリート」が1966年、
「ワルキューレ」と「神々の黄昏」が1967年、
それぞれベームがバイロイト音楽祭に出演した際の
歴史的な名演である。

ベームの指環は本当に感動的である。
久しぶりに聞いてみるとその凄まじさに改めて圧倒される。
もっと豊かな音がして、色彩的だったり、
鳴りっぷりのいいワーグナーはいくらでもあると思う。
ベームの演奏は渋い。引き締まった音で派手な部分がない。
しかしここまでの緊張感や真実の存在する音、
こういう演奏って他にあるだろうか。
心の底から込み上げてくる熱いもの。
ベームの演奏は、表面的には爽やかな音がしているのに
しかしなぜこんなにも音楽に没頭させられるのか、
この演奏の凄さ、それはそこにあり、
だからこそ40年経った現在も
最高の名演として決して輝きを失わないのである。
音は古い。1960年代の録音である。
しかし今、この興奮はまさに今のものであり、
新鮮な感覚、なんという強い光を放っているのか、
バイロイトの歴史におけるひとつの頂点、
それに立ち会える喜び、この録音は本当に貴重な財産である。

PHILIPS 446 057-2

「カール・ベーム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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コメント

ベームのリング、いいですね?僕はメト行くので・・。
ところで、頭にきている事、2011年にNHK-FM休止という答申が出されました。まあ、NHKに問題があるのは分かるけど、ワグネーリアンにとっては、年末のバイロイト音楽祭の放送がどうなるか?てこと。
新曲のプレゼンに成り下がった民放に比べ新旧の名曲を流すNHKーFM。音楽には、よい曲と悪い曲しかないと思いますがね~。

投稿: ハンスリック | 2006年6月 9日 (金) 06:46

METに行くんですか!うらやましいです。
ドミンゴの存在もありますが、
私はエッシェンバッハの大ファンですので、
すごいチャンスが目の前にあるのに!
とは思うのですが、何しろ高いので、
今はNDRフィルの演奏会形式で
ワーグナーを堪能してまいりました。
しかしロバート・ディーン・スミスのジークムントも
最高でした!しびれました。
ぜひMETの感想など、また書き込みしてください。
今後ともよろしくお願いします。

NHK問題(NHK-FMの今後)について、
他のところに少し書いたのですが、
もう一度まとめて、こちらにも書きたいと思います。

投稿: たけお | 2006年6月 9日 (金) 11:02

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» 神々の世界には永遠の若さを手に入れる黄金のフルーツがある [スーパーフルーツ:天国からの果実]
その果物はフライアの庭でとれます。 彼女だけが実をならせるのです。 神々はそれを食べると、 永遠に年をとらない若さを手に入れられます。 でも彼女が手入れをしないと枝は弱り、 花はしなびてしまいます。 そして果物を食べられない彼らは、 たちまち年をとって弱ってしまうでしょう。 リヒャルト・ワーグナー 楽劇 『ニーベルングの指環・ラインの黄金』より...... [続きを読む]

受信: 2006年6月12日 (月) 21:26

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