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2006年6月26日 (月)

バイロイト音楽祭2005

Fd2005a

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「さまよえるオランダ人」第1幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

この週末から「さまよえるオランダ人」を聞いている。
2003年からのクラウス・グート演出
マルク・アルブレヒトの指揮によるオランダ人も2005年で3年目。
今年(2006)も同じくアルブレヒトの指揮で上演される予定。
私はマルク・アルブレヒトの指揮は、
最初の年からたいへん気に入っているのだが、
その方向性は基本的には変更もないような気がするし、
引き締まった音楽作り、舞台進行は一貫しているように感じられる。
よって劇的に成長したり、充実してきたという印象はないのだが、
それは一年目から高いレベルに達していたからということではないか。
しかし今回聞いていて、少し感じることは、
ドライな音色が特長ではあるのだが、
少し乾いた響きがしているという印象もあり、
今の私にはそれが気になった。
しかしそれは先ほどからも指摘している通り、
マルク・アルブレヒトが現在変わったというのではなくて、
今の私がたまたま感じること、一時的な好みの問題であると思う。
基本的には、端整に音楽を構築して、集中力も強く、
素晴らしいワーグナー演奏である。
この緊張感を持続しつつ、さらに豊かな音が響いてきたならば、
もっと巨大な陶酔というものが生まれるのかもしれない。
しかし作品はオランダ人であり、若いワーグナーによる新鮮な感覚、
特に今回の演出では、救済の存在しないバージョンでの上演だし、
過度に感動を増長させるよりもむしろコンパクトな全体像、
しっかりとした方向性がここに示されているとも感じる。
明確な解答が存在しているのであり、
これもまた非常に適切であると深く納得させられるのである。
マルク・アルブレヒトのオランダ人は、
今年もまた聞けるであろうし、私にとっては期待の存在だ。
この舞台もそろそろ完成なのだと思うが、
マルク・アルブレヒトのさらなる発展が見たい。

CDR228/229

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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