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2006年6月24日 (土)

セルジュ・チェリビダッケ 12

ちょっと久しぶりになってしまったが、
チェリビダッケ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団による
ブルックナーの交響曲第8番(1976年11月23日の録音)。
素晴らしい!久しぶりに聞くチェリということもあるけれど、
ブルックナーの第8番はやはり感動的である。
晩年のミュンヘンフィル盤は、あまりに遅くてたいへんだが、
こちらはずっと普通の印象であり、
弦楽器に時折表れてくる繊細な表情
厳しく引き締まった管楽器の音色が独特である。
この研きぬかれた音作りは、シュトゥットガルト時代の特長である
といってよいのではないだろうか。
透明感と洗練された感覚にあふれるという点で
ブルックナーにしては、少々押しが弱いか?とも思うが、
第2楽章など、驚くほどに軽やかで、これがまた魅力だし、
強い集中力と凝縮された音の構築、音楽の勢い、
晩年の録音は、前半がちょっと緊張感に欠けるような気がするし、
そういう意味では、こちらの演奏は圧倒的な輝きがあって、
さすがに1970年代のチェリビダッケである。
しかし後半の楽章に関しては、その巨大さにおいては、
やはり晩年の録音であろう。あの深まりは途轍もないものがある。
こちらはむしろ引き締まった音楽が、最後まで貫かれている。

DG 00289 477 5136

「セルジュ・チェリビダッケ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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