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2006年6月 9日 (金)

NHK改革案(NHK-FMの将来は?)

竹中大臣の私的懇談会による報告書がまとめられ、
NHKの改革案として、NHK-FMの廃止を提案したそうな。
そんなこと、絶対に許せない!大反対!!
今回ばかりは、私は怒っている。かなり怒っている。
この怒り、止められない。

今日はN響の定期公演がFMで生中継されて、
準・メルクル指揮のシューマン・プログラムは素晴らしかったが、
それもあるので、N響について考えてみると
NHK交響楽団は、放送事業から分離されて、
独立したとしても、きっと存続可能であろう。
しかしこのようにFM生中継や教育テレビのN響アワー、
BSでの放送など、演奏を放送に乗せて、
日本中に伝える、誰でも聞くことができる、
それこそが放送オーケストラの存在の重要な意義なのである。
これからの時代にラジオで音楽を聞くというのも、
もしかしたら時代遅れになるのかもしれない。
しかしN響をはじめ、放送オーケストラは、
戦後、ラジオの音楽番組と密接に関係して、
これまで発展を成し遂げてきたのだ。
そうした重要な歴史を否定しようというのだろうか!

またNHK-FMがもし廃止されてしまったら、
秋のNHK音楽祭もその存在の意義が失われると思う。
ロンドンのBBCプロムスなどと同じく、放送と関係の深い音楽祭であり、
海外の著名なオーケストラが来日して、NHKホールで演奏し、
それが日本中に放送され、どこにいても、
たとえ東京にいなくても世界の一流の演奏を聞くことができる、
それがNHK音楽祭の重要な趣旨なのである。

すでにコメントを書き込んでくださった方もいるが、
年末のバイロイト音楽祭の放送も
NHK-FM放送における毎年の行事である。
1960年代にはすでにはじまっていたそうで、
私が生まれるずっと昔から、毎年必ず年末というと、
夏のバイロイト音楽祭の最新のライブに
日本中の熱烈なワグネリアンたちが耳を傾けていたのだ。
40年に及ぶ歴史が築かれているのである。
これが失われてしまったら、一体どうなってしまうのだ!
ワーグナーに限定するまでもないが、
日本の音楽界が、世界で取り残されてしまう。

NHK-FMの廃止は断固反対だ!
N響の定期公演や海外のコンサートの放送がなくなってしまうなんて、
考えただけでもそんなこと信じられず、悲しくなる。
文化や芸術を我々から奪おうとするなんて、
やはりおかしいと思う。
未来に大きな損失を及ぼすに違いない!
絶対に阻止しなくては!!

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コメント

同感です。
小泉総理が好きなオペラの放送も商業放送では無理でしょう。
テレビは安物タレントの特番ばかりで自滅するか、日本の沈没に手を貸しています。
竹中大臣は村上ファンドと通じるところがあります。
関西の商売商売人の息子が市場原理主義にアメリカで洗脳されたのではないか。

投稿: 関西の文化人 | 2006年6月10日 (土) 12:15

TBさせていただきました。私はどちらかというとロック畑の人間ですが、ジャンルを超えてこの問題、多くの音楽ファンが疑問をいだいていると思います。

投稿: fkpopjp | 2006年6月11日 (日) 00:00

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» 拝啓 竹中平蔵 様 1 [アナログオーディオと音楽★NetThePopブログ]
通信・放送の在り方に関する懇談会でNHKのBSとFMを削減というニュースが流れ大変憤慨しております。 NHK-FM,NHK-BS2これは私個人にとってなくなると大変困ります。「たかが放送だから民間が沢山あるのだからそこでやれば良い」という発想は大変お粗末です。 NHKでしか成立しない地味ながらもクォリティの高い番組が数多く存在するからです。民間のFM局、確かに私の住むエリアにも2局あります。 しかしながらその2局が面白くてクォリティーの高い番組を作っているか?良い音楽を数多く流しているか?..... [続きを読む]

受信: 2006年6月10日 (土) 23:56

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