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2006年6月16日 (金)

設計レポート

現在進んでいる新築住宅だが、
毎週一度は施主の家に打ち合わせに訪れていて、
車で10分、歩いても25分ぐらいで
近いからそれが可能なのである。
今日は朝から雨だったので車で行ったが、
いつもは30分前に家を出て、歩いていく。運動。
今回の設計はその近さ(地元感)がポイントである。
地元ではあるが、昔からの知り合いではない。
私がこの数年、地元向けに地道に行ってきた
建築の考え方を少しずつ発信していく宣伝活動を見てくださり、
それによって、設計依頼が来たのである。

今日は工務店の社長にも一緒に行ってもらい、
初顔合わせでご紹介した。
早くも工務店が登場しているが、
実はまだ実施設計をはじめたばかりである。
なんで、工事の見積りでもない今の段階で
もう工務店が出てくるの?と思う方もいると思うが、
これも今回の設計のポイントである。
地元感を大切にということだが、
施主は地元にある私の設計事務所に依頼して、
工務店も月村さんが親しいところを紹介してほしいと
施主、設計者、施工者の三者が、地元意識によって、
しっかり結びついて、仕事を進めていくのである。
私は基本設計の段階で概算見積を添付して提出しているのだが、
根拠のない見積りを出しても意味がないので、
案そのものは私の方で作っているが、
その時点で工務店に相談して、ある程度の金額の見込みを立て、
工事着工前の本見積りの際に開きが出ないようにしているのである。
また設計段階から、随時工務店との打ち合わせを行い、
コスト面や施工方法などの問題点も議論しつつ、それにより、
見積りから工事請負契約、着工へのスムーズな展開を期待している。
設計が終わって、それからはじめて見積もりというのでは、
出てきた金額が高くて、そこからコストダウン、…、
時間のロスも多いし、非常に苦労をして、
そして何より建築の質を保つことが難しくなってくる。

設計事務所と工務店の協力を癒着というふうに見る人もいると思うが、
そういう方々には、今回のような取り組みは理解されないであろう。
しかしこの地元感によるいえづくりは、
お互いの理解が生まれれば、非常に力なのである。
この地元感、どこまで可能なのか?ということだが、
本当にきめ細かなことを言い出すと
やはり横浜市内でないと無理になってしまうと思うのだが、
しかしわざわざ業務エリアを限定しているわけではないし、
仕事はケースバイケースで毎回ふさわしい対応をしているので、
同様な考え方と密度、充実度で
県内、そして都内へと発展していかなければと思っている。

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