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2006年7月11日 (火)

ザルツブルク音楽祭2001

ピエール・ブーレーズがウィーンフィルを指揮した
ブルックナーの交響曲第9番である。
第8番に続いて第9番もCD化されるものと思っていたが、
その願いは叶っていないので、ファンにとっては、
たいへん貴重な演奏であるといえる。
ブーレーズは昨年、ウィーンフィルで第7番を取り上げていて、
できることなら、ぜひブルックナーの後期の交響曲は、
みな録音してほしいと思ってしまうけど、
ブーレーズの音楽に対する厳しい姿勢によって、
そう簡単には実現しないということなのだろう。
この演奏、当時聞いたときには、
かなり乾いた響きのような印象もあって、
ブーレーズのドライに音楽に取り組んでいくところが、
ブルックナーの作品だとさすがにどうかと思うところもあって、
そのままにしてあったのだが、今聞くとなかなか素晴らしくて、
ブーレーズが仕込んだ仕掛けもたくさん聞こえてくるし、
ウィーンフィルの音色もさすがで魅力はたくさん見つかる。
発見も多く、マーラーを通り越して、
たまにバルトークのような響きも聞こえてくるから、
やはりこれはブーレーズならではだ。
リズム処理とか、明快というか、厳格さの極みのようで、
普通はそこに音楽の深みを感じ取るのだろうけど、
ブーレーズだから、ここで明らかになってくるのは、
音楽の設計図とか、バランスの均衡、響きの調和。
この演奏はこれからじっくり聞き込みたいと思う。
そういえば、この前半に演奏されたのが、
バルトークの4つの小品であった。
バルトークとブルックナーの間に必然性を与えられるというのも
やはりブーレーズならではということなのだろう。

「ピエール・ブーレーズ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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