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2006年8月15日 (火)

ベルリンフィル2005/2006

この夏というよりも今年一年で、最も期待の一枚の登場である。
ベルリンフィルの今年3月の演奏会のライブ録音で
ホルストの惑星を中心としたプログラム。
前半には宇宙をテーマにした新作が取り上げられ、
サーリアホ、マティアス・ピンチャー、タネジ、ブレット・ディーンの作品、
そしてコリン・マシューズの冥王星の後、ホルストの惑星である。
素晴らしい企画!何と魅力的な選曲だ。
前半の委嘱作品がどれも素晴らしくて、私はこういうのが大好きだが、
でも改めて考えると、それぞれの作品の宇宙とのつながり、
それについては、あんまりピンとこない。
描写ではなく、あくまでも内面的な作品ということなのだろう。
コリン・マシューズの冥王星も素晴らしくて、
でもホルストの惑星とは、全く関連性が見つからなくて、
やはり別のものとして楽しんだ方が自然である。

ラトル指揮のホルストの惑星。ベルリンフィルとの最新録音である。
ちょっとあまりに期待が大きすぎたというのもあるのだが、
はじめ聞くと、えっ?って思ってしまう、これまた非常に面白い展開。
ラトルならではの新鮮な発想に付いて行くのはたいへんだ。
でも聞けば聞くほど、これがあまりにも素晴らしくて、はまってしまった。
ベルリンフィルがまじめに、真剣に惑星を演奏していて、
ラトルの解釈には、派手な音など一切なくて、
ホルストの書いた音って、こうなのだ!と、これはいい。
過度な迫力や過剰な美を表面的に扱う演奏が多い中で、
ラトルは全く違う角度から攻めて、いいではないか!
この惑星は何度でも聞きたい!聞けば聞くほど好きになる。
今日だけでもう3回も聞いてしまった。

EMI 3 59382 2

「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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