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2006年8月12日 (土)

バイロイト音楽祭2005

20060813

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「タンホイザー」第2幕第4場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

バイロイト音楽祭2005で上演されたのは、
トリスタンとイゾルデ、ローエングリン、さまよえるオランダ人、
タンホイザー、そしてパルジファルという5作品である。
それらの録音を今年は順番に偶数月に聞いてきているが、
すでに8月の中旬になろうとしているので、
「タンホイザー」を聞きはじめた。
2002年からスタートしたフィリップ・アルロー演出、
クリスティアン・ティーレマン指揮の上演もこれで最後である。
この演出は、少し時間をおいて、いずれ再演されることもあるのか?
しかしご存知の通り、ティーレマンは今年からリングを担当しているので、
ティーレマンの指揮という点では、正真正銘、最後の上演となるに違いない。
本当に感動的な「タンホイザー」である。
心の底から深く熱いものがこみ上げてくる。
ここまでの極みにまで導いていくティーレマン、
なんという存在感であろう。
これまで聞いてきたタンホイザーの中でもやはり最高だ。
2002年からの4年間、毎年聞いてくると
ティーレマンの「タンホイザー」こそ、絶対である!
というような、不思議な説得力に洗脳されてしまう。
この辺の盛り上がりと一年一年のさらなる充実はバイロイト流だが、
この2005年の完成度、達成感は特別である。
2004年の段階で、ティーレマンの「タンホイザー」はかなりいいなあ!
という思いがあったのだが、今年はまたさらに、
何か格別なことがプラスされていて、ティーレマンという指揮者、
本当に計り知れないほどに人をひきつける魅力を備えた人だ。
第2幕では、最後の音が鳴り止むまで待っていられない
会場の拍手は異常な熱狂ぶりであり、
そして第3幕の後半の音に夢中にさせられて、
どこかへ連れていかれてしまうような感覚、
音楽への感動が何よりも勝るという、
もう正常な精神ではとてもいられない
奇跡のような舞台、特殊な音楽体験。
こんなのそうはない。
8月後半でじっくり聞き込んでいきたいと思っている。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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