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2006年8月 5日 (土)

ウラディーミル・アシュケナージ 2

ラフマニノフの練習曲集「音の絵」が聞きたくなって、
作品39(全9曲)が収録されているアシュケナージのCDを出してきた。
練習曲集「音の絵」をはじめて聞いたのは、
作品33と作品39からの抜粋によるリヒテルのCDであった。
(リヒテル盤の前半は、チャイコフスキー「四季」より)
一方の前奏曲集にしてもやはりリヒテルが最高だと思っているが、
ラフマニノフを得意としているアシュケナージも本当に魅力的である。
練習曲も前奏曲も抜粋というCDが多い中で(ホロヴィッツもそうだ)、
アシュケナージは全曲を通して演奏してくれている貴重な存在。

リヒテルやホロヴィッツと比べると
アシュケナージの演奏はある程度の抑制がきいていて、
無難な仕上がりともいえるし、偏りのない広く受け入れられる
大いなる普遍性の存在する演奏であるともいえる。
ベートーヴェンでもシューマンでも(ショパンでも)
アシュケナージってそういうピアニストだ。
しかしここでのラフマニノフは、何かもっとさらに強くひかれる
内面的な深みの感じられる演奏である。
アシュケナージのラフマニノフの評価が高い理由!
音が美しい!音楽も美しい。
しかし決して感情に流されない、甘くもないし、
引き締まって、堂々とした構えを見せるラフマニノフ。
音の大きさではない、内面から湧き出てくる迫力である。

DECCA 417 671-2

「ウラディーミル・アシュケナージ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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