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2006年8月28日 (月)

デイヴィッド・ジンマン

先月に放送された昨シーズンのベルリンフィルとの演奏で
シューマンの交響曲「ライン」が非常に素晴らしかったので、
今日は少し前の録音からチューリヒ・トーンハレでの
シューマンの交響曲全集を聞いている。
ジンマンが指揮していることでベルリンフィルのシューマン演奏に
画期的な一面が発見できたことは間違いないのだが、
やはりチューリヒ・トーンハレでの演奏はさすがに鮮やかであり、
やりたい放題がすべて成功しているような印象、それは最高である。
全体に快速、流麗なテンポ設定でもあり、
厚ぼったく響くシューマンのオーケストレーションに
爽やかな風が吹き抜けて、かつてないほどの透明感があふれているが、
決して薄味な印象はなく、豊かな表情とエネルギッシュな展開に
心から喜びを感じ、楽しさに躍動するシューマンなのである。
ジンマンのボルティモア時代はあまり知らないのだが、
チューリヒでのベートーヴェンは有名だし、
しかし私は期待が大きすぎたR.シュトラウスは特に面白さはなくて、
だけど、その後のシューマンでは、このように魅力いっぱいですごい!
古典的な形式感の強い作品の方が、
ジンマンの面白さがより浮かび上がってくるのか?
これから展開するというマーラーの交響曲ではどうなるのだろう?
同様の演奏としては、ノリントンとシュトゥットガルト放送交響楽団もあるが、
ノリントンの方がさらに古楽奏法を追求しており、素朴な印象もあって、
ジンマンはどうだろう?現代オーケストラの高性能を
より優先しているような気もするし、この活気ある音楽には強くひかれる。
ノリントンとシュトゥットガルト放送交響楽団は、
私にとっては最高の存在なのだが、シューマンに限っては、
ジンマンのこの名演は、それ以上ともいえる圧倒的存在である。
偶然にもノリントンもマーラーの交響曲に着手しているが、
マーラーでは、ジンマンとの比較はしないほうがいいような…?

ARTE NOVA 82876 57743 2

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