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2006年9月18日 (月)

ポリーニのモーツァルト1999

ポリーニの1990年の演奏でK.595の協奏曲を聞いたが、
すると聞きたくなるのは1999年のベルリンフィルとのライブである。
1999年2月18日 指揮はクラウディオ・アバド。
この演奏は、FM放送を聞いて、当時HPにも感想を書いたのだが、
改めて聞いてみるとポリーニならではのモーツァルトに興奮する。
しかし音が美しい!超立体的な音楽づくりで
緊張ある一瞬一瞬は、やはりポリーニ!
この日の演奏でもポリーニのピアノは鳴りまくっている。
モーツァルトだって考えれば、鳴ればいいというものでもないのだが、
ポリーニを聞きたければ、こうでなくては!
モーツァルトにしては、異色かもしれない。
力強さ、迫力、ときに音楽の輪郭がはっきりしすぎて、
モーツァルト特有の優美な感覚など、一切排除して、
ゴツゴツしていたり、かなり硬質な肌触りでもあるが、
この勢い、圧倒的な存在感、ポリーニは快調である。
全体に歌いながら弾いていて、
演奏に没頭しているこの凝縮度、私には理想に思える。
演奏への迷いや音楽との距離感など皆無である。
思いっきりモーツァルト!ではなくて、
「思いっきりポリーニ!」である。完全に。
この辺では、はっきりいって、好みのわかれるところ。
しかしポリーニファンにとっては、
これらのライブは、とにかくひとつひとつが宝物。
こういっていいものかわからないが、
ライブでレコーディングと関係ないときの演奏の方が、
ポリーニは常識以上ともいえる豪快さで音楽に向かっており、
その圧倒される迫力、この感じを知ってしまったら、
やはりポリーニ以外には考えられない。
究極の存在。というわけでマニアが多い。
K.595の協奏曲については、この後、
2003年のザルツブルク・モーツァルト週間でも演奏している。
そちらはピエール・ブーレーズ指揮ウィーンフィルと共演。
ご存知の方も多いであろう。

FKM-CDR-111

「マウリツィオ・ポリーニ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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