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2006年9月 4日 (月)

バイロイト音楽祭2005

20060904

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「タンホイザー」第1幕第2場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

約60分の第1幕のうち、14分ほどが序曲であり、
非常に長いのだが、ティーレマンは暗闇の中で、
ひたすら序曲を堪能させるという演出で、
その充実の音楽は圧倒的である。
例えば1980年代のウォルフガング・ワーグナー演出の舞台では、
序曲の段階で舞台はすでに明るくなっており、
巡礼のテーマの際には、ローマ巡礼の人々が行進し、
ヴェーヌスのテーマへと突入するとバレエが乱舞するという、
音楽と舞台が一体に序曲が物語への導入であった。
しかしティーレマンは、ここは音楽だけを聞かせたいと
そのこだわりといったらさすがで、自信に満ち溢れた演奏である。
ティーレマンの指揮によるタンホイザー序曲はとにかくすごい。
そしてこの2005年の上演で感じたことは、
それ以前に比べ、多少テンポが速めに設定されており、
ある程度、勢いに任せる、深く没頭するあまり、
冷静な展開は根本から拒否しているのだが、
これ以上はないという熱い心を込めて、
下手にそんなことをしたら、
全体像がめちゃめちゃになりそうなのだが、
そこがティーレマンのすごいところ、尋常ではなく、
深く地の底からわきあがってくるような熱い感動、
序曲から熱狂的に会場全体を導いていく。
ティーレマンのその場主義的な異常な盛り上がりに
見事にひとつになってついていくバイロイト祝祭管弦楽団、
奇跡的な深まりを実現させて、
他では絶対に聞けない序曲である。
今日は冒頭の序曲について。つづく。

CDR232/233/234

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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