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2006年10月20日 (金)

第1421回N響定期公演

2000年12月のN響定期公演から
11月30日NHKホールにおける
シャルル・デュトワの指揮による演奏会。
録音してあるのは、前半のアイネ・クライネ・ナハトムジーク
後半のストラヴィンスキー「春の祭典」である。
デュトワの「春の祭典」というと、有名なのは、
N響初登場のときの1987年の演奏だろうか。
その後1997年そしてこの2000年に取り上げている。
デュトワの「春の祭典」は最高!なんだけど、
残念ながらこの演奏、あまり録音がよくない。
こちらの録音環境も当時は今一だったのだが、
それだけでなく、このこもった音、スカッとしない響き、
これはNHKの収録段階での要因もあると思う。
専門的なことはわからないが、
この日は前半がモーツァルトのセレナード、
R.シュトラウスの「町人貴族」という感じで、
室内楽のような編成の作品が並び、
後半は一気に膨れ上がって、巨大な編成の「春の祭典」と
マイク・セッティングが難しかったのか?わからないけど。

アイネ・クライネ・ナハトムジークは美しい演奏で
デュトワならではのシャープな感覚、見通しのよい音楽づくり、
平衡感、全体のバランス、透明な響き、…
ハッとするような瞬間も多々あるのだけれど、
しかしこの演奏も微笑まないモーツァルトで
その点に関しては、デュトワのモーツァルトはどうなのかな?
というのは、少しだけ思ってしまった。

春の祭典はさすがにデュトワである。
と思わせる説得力。完成度の高さ。
こうあるべきだという、デュトワの中でしっかり完結している
その密度の高さ、こういう仕上がりはそうはない。
でも先ほどから書いている通り、この録音、
音がスッキリしていないのである。残念。
デュトワの春の祭典といえば、モントリオールとの名盤があるが、
でも現在のデュトワで聞いてみたいではないか!!
最近のデュトワは、最新録音(新譜)がなくなってしまい、
こういうライブ音源に頼るしかないのだが、
そうすると確実なところでは、やはりN響か。
2000年のライブから、すでに時間もたっているし、
また取り上げてもらえないだろうか。
次回の来日(2007年1月)では、
サン・サーンスやチャイコフスキー「悲愴」、
オール・プロコフィエフなどが予定されている。
ちなみにモーツァルトの交響曲「ハフナー」もあり、
そこではモーツァルトが微笑むのか?注目である。

CDR241

「シャルル・デュトワ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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