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2006年10月27日 (金)

ベルリンフィル1989/1990

ベルリンフィルの自主制作CDから
1989年11月22日の「ベルリンの壁」開放記念のコンサート。
ダニエル・バレンボイムがピアノを弾き、指揮をして、
当時はSONYから出ていたと思うのだが、久々に復活である。
私は今回初めて聞くので、飛びついた!
バレンボイムはこの東西統一の喜びにベートーヴェンを取り上げ、
前半はピアノ協奏曲第1番、もちろんピアノはバレンボイム自身だが、
そして後半には、交響曲第7番が演奏されるという、
なんと魅力的な内容であろう!素晴らしい。
バレンボイムのピアノが美しい音で、粒がはっきりとして、
さらにじっくりと感情を込めて弾くので、かなり独特な
バレンボイムならではのベートーヴェンに仕上がっている。
80年代後半のバレンボイムはこういう演奏をしていたのだ。
そして一方の交響曲第7番、当時のバレンボイムは、
交響曲については、実に慎重で、CDも存在しなかったので、
この演奏はそれもあって、注目の的であったことを覚えている。
ピアノ協奏曲に比べると交響曲はスタンダードな印象であり、
まだその頃のバレンボイムは、ピアノならば好きに自由に振舞えるのだけれど、
指揮に関しては、そこまで行っていなかったのか?決してそんなことはないが、
何かここで特別なものを感じさせるということはない。
その後のバレンボイムが、指揮者として、
ますます充実した活動を深めていく中で、
ピアノに関してはあまり話題にのぼらなくなってしまう90年代、
指揮とピアノ、活動の中心が完全に逆転してしまうのだが、
後に制作されたベルリン・シュターツカペレとの交響曲全集、
やはりそちらの方が断然素晴らしく、名演であるように思われる。
しかしそれにしても、昨日聞いたラトルのマーラー、
今日のバレンボイムと1980年代のベルリンフィルは、
やはり現在のベルリンフィルとは、ずいぶん音が違うなあと
それは指揮者が同じで比較するときに際立ってくるのだけれど、
実際に聞くと大きな発見がある。

BPH 06 09

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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