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2006年10月16日 (月)

ロサンゼルスフィル2005/2006

今年1月、エサ・ペッカ・サロネンの指揮で
はげ山の一夜、中国の不思議な役人、春の祭典
という、なんと魅力的な選曲であろう!
よく確認しないで聞き始めたのだが、
はげ山の一夜は原典版だった。
一般的なR.コルサコフによる編曲版と比べると
ムソルグスキー自身の原典版はかなり荒々しい印象で、
しかしアバド指揮ベルリンフィルのときよりも
ずっとしなやかな響き、音色もまろやかに
リズム処理も気持ちいいまでの軽やかさがあって、
サロネンの好み、センスがよく伝わってくる。
このディスクはSACD仕様となっているが、
録音が素晴らしい。そのまろやかな音色、
美しくブレンドされた響き、全体が無理のない豊かな空間、
広がりある魅力的な録音が、音楽の印象に
影響を与えている部分も多いと思う。
中国の不思議な役人は、サロネンはN響でも取り上げているけれど、
健康的に明るい響きを基調として、おどろおどろしくならないのである。
でもそれによって不満はおきないし、もちろん迫力や色彩感は抜群で
サロネンって、独特のバランス感覚の持ち主だと思う。
同じ方向性で全体に統一感を生み出しつつ、春の祭典へ。
角がとれた美しい音響、本当によく響きがブレンドされている。
攻撃的な部分は全くないし、聞いていて、楽しくなってしまう。
サロネンの春の祭典、私は好きだ。たいへん気に入った。
こういう楽天的な春の祭典もいいではないか。
野蛮な感じはないし、爽やかにまとめ上げている。
カッコいい!ロサンゼルスフィルも巧い!!

DG 00289 477 6198

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