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2006年10月24日 (火)

ベームのモーツァルト 4

カール・ベーム指揮ベルリンフィルによる交響曲全集から、
今日は交響曲第26番K.184、第28番K.200~第30番K.202。
先日の第25番まで来て、いよいよだなあ!
という思いがこみ上げてきたのだが、
第28番、第29番とお馴染みの交響曲が続いて、
第25番のときに感じたのと同じ、あの充実感、
カール・ベームのモーツァルト!なんという素晴らしさ。
ここでもこれらの初期のスタイルの作品には
ちょっと立派すぎるのではないかというような、
あまりに端整で、ときに荘厳、偉大さを感じさせるさすがの貫禄だが、
とにかくやっぱり、このベームの全集が、これまでずっと
モーツァルト演奏の規範となっていることが納得できるのである。
凄まじい説得力。何も飾らず、無駄を排し、真実のみが存在する。
奥深く、内面から湧き上がってくるような感動。
そういえば、この時期のベームといえば、
バイロイトでリングや「トリスタンとイゾルデ」を指揮していたころ。
ワーグナーとモーツァルトでは、もちろん音も違うし、
迫力やスケール感も比べられないのだが、
しかしそこに存在する音楽の意味、突き詰めていく中で得られるもの、
なんら変わりないのである。
モーツァルトを聞きながら、今日はふと、
リングにおけるベームの凄まじい緊張感を思い出してしまった。
一見、不思議なことのようにも思うのだが、
いやこれは必然的なことなのだ。
そこにカール・ベームの存在があることがすべてなのである。

DG 00289 477 6134

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