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2006年11月30日 (木)

私が聞いた今年の名盤2006

いよいよ今年も残りわずかである。
最後のひと月で何を聞くか!それは重要だ。
11月末の時点での途中経過。
今月はギーレンのバルトークである。最高!
そしてハイティンクとロンドン交響楽団のベートーヴェンで
最後を飾った第4番と第8番だが、素晴らしかった。
ベルリンフィルの自主制作シリーズからは
ザンデルリンクのハイドン、ショスタコーヴィチが、
私にとってはやはりベスト盤に感じられた。
選んでいる数を見てもハッキリしているが、
ライブ好きであり、聞いている数も多いのだと思うけれど。


《交響曲》
◎マーラー 交響曲 第6番~ズデニェク・マーツァル指揮チェコフィル
◎マーラー 交響曲 第7番~バレンボイム指揮ベルリン・シュターツカペレ
◎ショスタコーヴィチ 交響曲 第2番、第12番、第3番、第14番
   ~マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団

○ベートーヴェン 交響曲 第1、4、6番
   ~スクロヴァチェフスキ指揮ザールブリュッケン放送交響楽団

《管弦楽》
◎ホルスト 惑星~サイモン・ラトル指揮ベルリンフィル
○R.シュトラウス 英雄の生涯~ラトル指揮ベルリンフィル

《協奏曲》
◎ブラームス ピアノ協奏曲 第1番
   ~クリスティアン・ツィメルマン、ラトル指揮ベルリンフィル
◎ブラームス ピアノ協奏曲 第2番
   ~ネルソン・フレイレ、シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団


《室内楽》
今のところなし

《器楽曲》
◎ベートーヴェン ピアノソナタ op.109-111~内田光子
◎チャイコフスキー 「四季(1月~6月)」~クリストフ・エッシェンバッハ


《歌劇》
○ワーグナー 「パルジファル」~ティーレマン指揮ウィーン国立歌劇場

《声楽曲》
○モーツァルト レクイエム~ティーレマン指揮ミュンヘンフィル

《ライブ盤》
◎ベートーヴェン 交響曲 第7番~クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団
◎ブラームス 交響曲 第2番~ギーレン指揮南西ドイツ放送交響楽団
◎バルトーク 管弦楽のための協奏曲~ギーレン指揮南西ドイツ放送交響楽団
◎ショスタコーヴィチ 交響曲 第7番~ヤンソンス指揮王立コンセルトヘボウ
◎ショスタコーヴィチ 交響曲 第15番~ザンデルリンク指揮ベルリンフィル

○マーラー 交響曲 第4番~ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団
○ブラームス 交響曲 第1、3、4番~ギーレン指揮南西ドイツ放送交響楽団
○ベートーヴェン 交響曲 第3、4、8、9番~ハイティンク指揮ロンドン交響楽団

は特に大切に感じられる名盤です)

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2006年11月29日 (水)

ベームのモーツァルト 5

カール・ベーム指揮ベルリンフィルによる交響曲全集から、
今日は交響曲第31番K.297「パリ」、第32番K.318、
第33番K.319、第34番K.338の4曲である。
そろそろ中期の傑作交響曲ばかり。
第31番は「パリ」の愛称でよく知られ、
第32番は急緩急の単一楽章によるイタリア風様式。
第33番はカルロス・クライバーのお気に入りでもあった。
そして第34番はハ長調による堂々とした構え。
モーツァルトイヤーの今年は耳にすることも多い。
一般には後期の6曲が有名だが、
これらの交響曲は実に魅力的であり、私も大好きだ。

今さら言うまでもなく、くどいぐらいだけど、
カール・ベームのモーツァルトは、本当に素晴らしい。
さすがに1960年代の名演、全盛期のカール・ベームである。
晩年の演奏と比べると勢いもあるし、
迫力ある響きはもちろんのこと、
「こうだ!」という主張も強く、その説得力には、
いつもながら深く感動させられる。
今年の後半はベームの交響曲で
モーツァルトイヤーを満喫という充足感に満たされている。
いよいよこれから後期の交響曲だ。
今年の締めくくり、年末に向けて楽しみたい。

DG 00289 477 6134

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2006年11月28日 (火)

ベルリンフィル1997+1999

ベルリンフィルの自主制作CDから
クルト・ザンデルリンクの指揮による演奏会。
最初がハイドンの交響曲第82番「熊」である。
1997年6月9日のライブで、これは素晴らしい!
ザンデルリンクのハイドン、最高だ!
正直なところ、もっと遅くって、雄大で、のんびりなのかと思った。
意外にきびきびとして、活気あふれる演奏。
もちろんザンデルリンクならではのしっかりとした構え
腰の低い安定感、大きさや広がりもあるのだけれど、
細やかにいきいきとさらには軽やかさだって感じられるのだから、
何という素晴らしいハイドン!感動である。
流行のピリオド奏法ではないが、
印象は明らかに1970年代風(ベーム、ヨッフム?)だけど、
最近の刺激的なハイドンに全く負けてない
新鮮さ、輝き、すっかり引き込まれる魅力にあふれている。
音楽は発想や表面的なテクニック(解釈)ではなくって、
誠実に向き合い、音の意味を真摯に探求し続けることが
いかに重要なことか、それを物語っているようだ。
創り込んでいるような表情付け、響きの効果はないが、
聞いていて不思議と心の暖まるハイドンである。

そして後半はショスタコーヴィチの交響曲第15番。
こちらは1999年3月16日のライブである。
よく覚えているが、この日の前半は、
ブレンデルのソロでシューマンのピアノ協奏曲だった。
ショスタコーヴィチはさすがなんだけど、感動的な名演である。
このディスクは録音が素晴らしくて、それも魅力のひとつだ。
ショスタコーヴィチ最後の交響曲は静寂の時間が長く続くが、
精妙さと持続する集中力、演奏者はもちろんのこと、
聞いているこちらも気の緩みというのが存在しなくて、
最後まで引きつけられる、こういう演奏こそ、ぜひ聞きたい!
会場全体の緊張感は見事だが、しかしこの演奏の特長は、
それほどには堅苦しさはなく、暗すぎず、深刻すぎず、
ザンデルリンクとこの響きの出会いは、
やはりベルリンフィルの存在の大きさなのか?

今回のベルリンフィルの自主制作シリーズ、
ラトル、バレンボイム、アバド、ザンデルリンクと聞いてきたが、
私が手に入れたのは、今のところこれですべてだけど、
ラトルのマーラーもよかったが、やはり何といっても、
最高はザンデルリンクである!はまってしまう。

関係ないのだが、ショスタコーヴィチの交響曲第15番は引用だらけで、
ロッシーニ、ワーグナー、ラフマニノフ、ハイドン、…、
特に第4楽章では、「神々の黄昏」から
ジークフリートの葬送のモチーフが引用されている。
そろそろリングが聞きたくなってきた。

BPH 06 11

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2006年11月27日 (月)

ベルリンフィル1996/1997

ベルリンフィルの自主制作CDから
1996年12月のアバド指揮のモーツァルト、
行進曲K.249に続いてハフナー・セレナードK.250である。
速めのテンポでテキパキと鮮やかに
快調な流れ、音楽の展開は痛快!
いきいきとよく動き回って、さすがベルリンフィルというような
その完璧な仕上がりには、ただただ参りましたと脱帽。
恐ろしく細やかに描き出されたディテール。
しかしアバドの要求でベルリンフィルが巧ければ巧いほどに
モーツァルトの音楽が辛口に聞こえてしまうのは仕方ないことなのか。
音は美しく、透明感あふれる響き、間違いなく最上の響きである。
なのに、ちっとも心地よくない。楽しくない。
どちらかといえば、その徹底してコントロールされている音楽に
どこか息が詰まりそうな、この張り詰めた空気は独特の緊張感である。
このモーツァルトも微笑んでいない。
表情は引きつってしまっているような
そんな印象すらあるのだけれど。
方向性としては、アルノンクールのような
モーツァルトの音楽の中に厳しさや鋭さを求めた結果なのだろう。
完璧な演奏ほど、モーツァルトの作品では、陥りやすい。
表情をつければいいというものでもなく、だから難しい。

BPH 06 10

「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月25日 (土)

フィラデルフィア2005/2006

フィラデルフィア管弦楽団のダウンロード・サービスを利用して、
配信されているライブ音源を編集してCD化。
http://www.philorch.org
2005/2006シーズンのエッシェンバッハの指揮による
ベートーヴェンの交響曲全曲演奏から今日は第6番「田園」。
そして「田園」の前に最近追加された音源でレオノーレ序曲第3番。
配信されているのは、レオノーレ序曲が2005年9月21日、
「田園」が2006年2月26日の演奏である。

これは素晴らしいディスクができた。
作品との相性もあろうが、今回のシリーズでこれまで聞いてきた中でも
最も魅力的で、感動の喜びに包まれた名演である。
レオノーレ序曲第3番は、以前ルツェルン音楽祭のライブで
まだヒューストン交響楽団を指揮していた時代の録音を聞いているが、
そのときもいいなあ!って、大いに気に入ったのだけど、
今回も最高である。得意の作品で繰り返し演奏しているのか?
作品自体が名曲中の名曲なのだけど、しかしそれをまたさらに
エッシェンバッハは聞かせ上手で、とにかくカッコいい。
じっくりと聞かせるところと速いテンポでスタイリッシュにまとめていくところ
そのコントラストが鮮やかで、実に引き締まった展開、
しかし音は柔軟な広がりと明るい色彩を放って、
最初の一音から最後の盛り上がりまで、
どこをとっても魅力でいっぱい。
そして「田園」だが、いきいきと明るい表情で
心地よい運動性と適度な安らぎ、そしてこちらも、
すべての音にエッシェンバッハの想いが、
心がしっかりと詰まっていて、この「田園」ならば、
ずっと聞いていたいかも!と思わせる親しみの演奏である。
フィラデルフィア管弦楽団の良いところばかりが引き出されて、
今回のシリーズでも頂点に達していると思うが、
これから聞くベートーヴェンの後半の交響曲にも
期待が高まってきた。次回は第7番と第8番。

CDR249

「クリストフ・エッシェンバッハ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月24日 (金)

ヴァーツラフ・ノイマン 2

ノイマンが晩年に取り組んだマーラーの交響曲シリーズが、
最近SACDで復活しており、まずは「巨人」から。
1992年9月の録音である。
これは超名演だ。すごい!圧倒された。
こんなにも感動的な「巨人」は聞いたことがない。
やはり明るい響きを基本としており、
爽やかで透明感のある音色、そしてノイマンならではの
音楽をきちっと折り目正しくまとめ上げていく、
昨日の「新世界」もそうだったけど、
「巨人」でも最初から最後まで「究極」という
ただならぬ空気が漂い、張り詰めた緊張感に満たされている。
しかし堅苦しさというものは全く感じられなくて、
歌にあふれ、民族色豊かな躍動感のあるリズム、
聞いていて喜びいっぱいに包まれるのである。
チェコフィルの輝かしい管の響き、美しい弦の音色、
特に終楽章では、あまりの素晴らしさで、
本当にこんな演奏は聞いたことがないのである。
「巨人」なんて、今まで数え切れないぐらいに聞いているのに、
ノイマンとチェコフィル、もっと早く聞いておくべきだった。

EXTON OVCL 00244

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2006年11月23日 (木)

ヴァーツラフ・ノイマン

晩年のノイマンの録音が次々にSACD化されているが、
ノイマンのマーラーとかはぜひ聞きたいと思っていて、
しかし!ここはやはりドヴォルザークの「新世界」から。
交響曲第9番「新世界から」と交響的変奏曲が収録されている。
1995年1月、ノイマンが亡くなった年の録音である。
ノイマンの「新世界」は数多くの録音、ライブがあるが、
これが最後の録音となったもの。
解説によるとノイマン自身もこの演奏にたいへん満足して、
最後の録音とすると宣言していたそうだ。
録音としても非常に成功しているのだと思うけど、
こんなに美しい音による「新世界」はやはり聞けないし、
これまで聞いてきた中でも最高の名演といって
間違いないような気もする。
どう聞いても、すべてにおいて、究極という空気に満たされている。
交響的変奏曲も含めて、チェコフィルのドヴォルザークは、
「自然な響き」というのを通り越して、
実に楽な気持ちで奏でているというか、
気負っているところが全く感じられずに
ノイマンならではの格調高さを維持しつつも
柔らかい表情、細やかな動きがいきいきと表現されている。
全体にゆったりとした遅いテンポで貫かれているが、
ノイマンの「新世界」はいつもこうであろう。
しかし細部の描き方で実に豊かな音色が生み出されていて、
明るく輝きに満ちて、ノイマンの最後の心境が、
肯定的に晴れやかな澄み切ったものであったと
それを感じると何ともいえずに胸がいっぱいになる。
ノイマンらしい爽やかな響き、きちっとした造形による音楽、
そしてここでは、どこか自由を感じる開放的な境地、
それこそが晩年のノイマンの到達点であったのではないかと
この「新世界」では、そういうことを感じさせられた。
その辺のことをこれからマーラーの交響曲で
さらに深く聞き進んでいきたいと思っている。

EXTON OVCL 00229

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2006年11月22日 (水)

バイロイト音楽祭1962

今月はずっとブーレーズ指揮の「パルジファル」を聞いてきて、
昨日はその延長でエッシェンバッハ指揮の第3幕を聞いたが、
そうしたらちょっと止まらなくなってしまって、
今日は1962年のバイロイト音楽祭で
有名なクナッパーツブッシュ指揮の「パルジファル」である。
夜になって、全3幕を一気に聞いてしまった。
戦後バイロイトの歴史の中で、録音も残されており、
このクナッパーツブッシュの「パルジファル」が
最も偉大な存在として、伝説化されているようにも思われるのだけれど、
どうだろう?「パルジファル」といえば?クナッパーツブッシュである!
という方も多いのではないだろうか。
私は以前から述べている通り、1970年のブーレーズ盤で入ったので、
いまだに「パルジファル」といえばブーレーズなのだが。

でも1962年の演奏だし、さすがにちょっと古臭い感じもするのだけど。
そんなことを書いたら、世界中のワグネリアンを敵にまわすことになってしまう!
1962年ということを思えば、録音はたいへん聞きやすいし、音に不満はない。
クナッパーツブッシュの巨匠風のスタイルも古びているし、
オーケストラの音色もいかにも1960年代という感じか?
しかしやはりひとつ思うことは、ブーレーズの演奏では、
最初から最後まで同じ音で、非常に均質な印象、
すべての音に同じ価値観を与えているというか、
それに比べ、クナッパーツブッシュは聞かせてしまうという点では、
さすがに凄まじいまでの音楽的深まりに圧倒されるのである。
第1幕では重厚な足取りで濃密な世界が迫ってくるし、
第2幕になるとそこにしなやかさが加わって、
第3幕では力強さと柔らかさが絶妙に溶け合って、
全体の流れの中で、高揚していく感覚と
そこに引き込まれていく決して抜け出せない深まり、
この辺はクナッパーツブッシュなのである。
後半での信じられないような雄大さ、
それを受け止められるだけの準備をこちらもしなければいけない
って思ってしまうが、本当にすごい広がりで言葉を失う。
バイロイトにおけるクナッパーツブッシュの業績は有名だが、
録音を通して、50年前を振り返ることしかできないのだけれど、
当時はきっと、それは毎年すごいことになっていたに違いない。

PHILIPS 475 7785

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月21日 (火)

NDR交響楽団2003/2004

ブーレーズ指揮の「パルジファル」を聞いてきたが、
その速度感においては、全く逆の演奏ともいえる
エッシェンバッハ指揮の「パルジファル」が聞きたくなって、
久々にハンブルクでのライブ盤を出してみた。
エッシェンバッハがバイロイトで指揮した
2000年の「パルジファル」は残念ながら存在しないが、
ハンブルクNDR交響楽団での2004年4月2日の演奏がある。
ブーレーズに慣れた耳で聞くと遅い!
ブーレーズの指揮では第3幕は64分台である。
それに対して、エッシェンバッハだと79分台。
その差15分。時間ですべてが計れるものでもないが。
ブーレーズの流れるような音楽からすると
エッシェンバッハでは、特に前半は止まっているよう。
ブーレーズの角のはっきりとした明確な響きからすると
エッシェンバッハは何という雄大さ。いや雄大さとも違う。
広がり。いや広がりでもない。表現が難しい。
でもひとついえることは、エッシェンバッハの目指す理想があって、
そこにまで響かせたい、遠く彼方に向かって音楽を伝えたいという
強い想いが込められており、入念に深く、音楽と向き合っている。
しかしそれにしても、さすがに遅すぎる。
特に前半の苦悩の音楽においては、
ひたすら明瞭に各動機を浮かび上がらせているブーレーズからすると
エッシェンバッハの指揮では、何がなんだか
わからなくなってしまっているところも少なくない。
でもそこから生み出されてくる音のひとつひとつ、
スローテンポによる音の連なり、その集中力といったら驚異的である。
エッシェンバッハのハンブルクにおける最後のシーズンで
イースターの時期に「パルジファル」を演奏会形式で取り上げたようで、
しかしすごい演奏を残してくれたものだ。
ここに参加している歌手陣も豪華で、
特にルネ・パーペのグルネマンツはやはり感動的!
ハンブルクNDR交響楽団の音も渋くて荘厳。
バイロイトの「パルジファル」とも少し違っているし、
ウィーンなどと比べたら、かなり違って、ドイツの響きである。
またフィラデルフィアで活躍中の最近のエッシェンバッハと比べると
響きがずいぶん異なっていて、それにも驚かされる。

ELS 04-518

「クリストフ・エッシェンバッハ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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バイロイト音楽祭2005

20061121

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第3幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

クリストフ・シュリンゲンジーフの演出は、
舞台セットと映像を組み合わせ、映像効果を多用しているようだが、
内容は別にするならば、その技術的な部分に関しては、
さすがだって思わせる部分も多々あるのだけど、
とはいえ、この「ゴミの山」にも例えられた舞台が汚い。
(この写真の場面はそうでもないが…)
アンフォルタスの「苦悩」を舞台上の「混沌」で表現したのか?
よくわからない。

音楽が終わると盛大な拍手に包まれ、
ブラヴォーの声もかなり聞こえる。
同時に会場全体がブーイングとなり、
そのブラヴォーの声だが、どうも聞いていると
演出については完全に無視して、舞台のこと(視覚)はあきらめて、
歌手たちと音楽(ブーレーズとバイロイト祝祭管弦楽団)に
ひたすら声援を贈っているような、そんな印象である。
このシュリンゲンジーフの演出は、今後どうなっていくのだろうか?
今年もアダム・フィッシャーの指揮で上演されたし、
詳細はわからないが、来年も続く。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月20日 (月)

バイロイト音楽祭2005

20061120

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第3幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

ブーレーズ指揮の「パルジファル」第3幕。
2005年のバイロイト音楽祭もいよいよ最後の幕である。
苦悩の響きにはじまり、混沌とした世界がしだいに開放へと
幸福の光が差し込んでくるフィナーレ、最も感動的であり、
これほどまでに清らかな音楽は、
他では決して聞かれないのである。
その暗から明へと光に満たされていく場面が
有名な「聖金曜日の音楽」であり、
ワーグナーの全作品の中でも最も偉大な時間であるといえよう。

ブーレーズの第3幕は、他の指揮者よりも10分は早くて、
テンポ設定もかなり速いはずなのだが、
そういうことはもうそれほどには問題ではなくて、
とにかく深くこみ上げてくる感動、
それはやはり音楽そのものの崇高さであると
「パルジファル」という作品は、とにかくすごいのである。
ブーレーズはくっきりと明解に響かせることに
ひたすら力を注いでいるが、
そのクリアな音楽が作品のすべてに透明感を与えて、
やはり私にとっては、「パルジファル」はブーレーズである。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月18日 (土)

設計レポート~住宅M

20061118m

朝から建て方工事である。
この前に住宅Aのコンクリート打設を見に行っていたので、
11時ごろ現場に到着。すでに1階が組みあがっていた。
午後からは施主も見に来て、最後まで一緒に見ていた。
たまたま土曜日が建て方で家が組みあがっていくところを
施主に見てもらえて、よかった。
全部組みあがったのは、夕方になってしまって、
日が暮れるのが早くて、ギリギリ間に合ってセーフ!
午後から曇ってきたので、かなり寒い。
隣の敷地も続いて、建売住宅が建つので、
横から建物の姿を見られるのも今のうち。
ということで、真横から軸組みを見た写真である。

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設計レポート~住宅A

20061118a

昨日、市の中間検査(一回目)を終えて、
今日は朝から、基礎の耐圧盤コンクリートの打設。
鉄筋だらけになってしまって、あまり中の様子はわからないが、
地階の壁の縦筋はすでに設置されていて、この状態である。
ミキサー車1台分のコンクリートが入ったところで
今日が建て方工事の住宅Mの現場へと移動。

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2006年11月17日 (金)

バイロイト音楽祭2005

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第2幕出演者の写真。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

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昨日も話題にしたクリングゾルの写真。
バスのジョン・ウェグナー。
ちょっと笑える。といったら失礼か?

20061117b_1

そしてクリングゾルの花園の乙女たち。
こちらも完全に壊れている!
「パルジファル」はキリスト教の宗教色が強いのだが、
シュリンゲンジーフの演出では、
わざわざ土着の多様な民族宗教などを盛り込んだりして、
この6人の乙女たちを見ても、
多様性を表現したいという意図があるのか?
本当のところはよくわからないけど。

そういうことで第2幕から激しいブーイングである。
もちろんシュリンゲンジーフの演出に対して。
一方で少しの時間をおいて、今度はブラヴォーの嵐なので、
それは歌手や感動的な音楽に対してであろう。
2004年が新演出で指揮のブーレーズは、
予定通り2年契約の2005年で出演を終えたし、
2006年はアダム・フィッシャーが引き継いだが、
あまりの批判の大きさでシュリンゲンジーフの演出は
すぐに終わるのでは?という話もどこかで聞かれたが、
2007年はなぜか?トリスタンとイゾルデが休みになって、
パルジファルはそのまま続行される。
これはウォルフガング・ワーグナー総監督の意地なのか?

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月16日 (木)

バイロイト音楽祭2005

20061116

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第2幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

ブーレーズ指揮の「パルジファル」第2幕。
緊張感の持続、迷いなく直進する感じが素晴らしい。
劇的で迫力に富む展開は申し分ないが、
テンポ設定における音楽の起伏は抑制気味で
しかし寄り道のなく力強く音楽を運んでいく
ブーレーズの指揮は快調で感動的。
クリングゾルの花園の場面はいつもながらうっとりしてしまう。
美しく、香りだすようで、まさに悪魔的誘惑だが、
しかしブーレーズの指揮で慣れてしまうといつもこうだけど、
他の指揮者の場合、もっとここはためて、
じっくり歌い込んでいるような。

クンドリーの接吻でパルジファルが目覚め、
「アンフォルタス!」と叫ぶところ、
パルジファルはアルフォンス・エーベルツだが、
迫力の歌声にしびれてしまった。
その一方で画像の中央にも写っているが、
クリングゾルの黒づくめの衣装、
漫画の1コマじゃないが、バイ菌のような扱い?
クリングゾルのジョン・ウェグナーがかわいそう。
喜んでやっているのかもしれないけれど。
その辺はわからない。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月15日 (水)

ミヒャエル・ギーレン

ミヒャエル・ギーレンの最新盤。
ストラヴィンスキーの交響曲。
3楽章の交響曲、交響曲ハ調、詩篇交響曲と
これですべてがそろってしまう。
まずは録音が素晴らしくて、迫力に圧倒された。
すべて近年の演奏でギーレンの指揮だけど、
豊かな音色、弾力のあるリズム、いきいきとした表情、
魅力的なストラヴィンスキーだ。
そういう感想が出てくるところで
今日のギーレンの特長をよく表しているのだけど
ファンにとっては、これはたまらないディスクで、
現在のギーレンは、音が明るくて、色彩的で、意外に派手だ。
昔のシャープな演奏もまさにギーレンなのだけど、
このストラヴィンスキーは、私ははまる!
これを聞いていたら、ギーレンの「春の祭典」が聞いてみたくなった。
ありそうでない。昔の録音は存在するのか?
今のギーレンでも、きっと爆発してくれるに違いない。
ストラヴィンスキーの続編を期待してしまうが、
今シーズンの南西ドイツ放送交響楽団は、
シルヴァン・カンブルランの指揮で
「春の祭典」を取り上げるようである。
というのを知ると、カンブルランの演奏も聞いてみたくなる。

Hanssler CD-NR 93.183

続いてバルトーク。2005/2006シーズンの演奏から
「かかし王子」組曲と管弦楽のための協奏曲。
こっちがまた最高だ!さらにいいかも!!
「かかし王子」はかなり以前にブーレーズで聞いて以来で
ブーレーズは全曲版だが、この曲はそんなには演奏されないけれど、
改めて聞いてみると、本当に魅力的な作品である。
ギーレンが雰囲気のあるいい音を作ってくれている。
管弦楽のための協奏曲もギーレンのバルトークって、
すごく音作りがいいかもしれない。私にとっては。
こちらもかなり熱い演奏だが、民族色を強調する演奏にはならないし、
基本的には純粋に音を再現するというのがギーレンだから、
ここではさらにそこにいろいろな魅力的要素が加えられている
ような気がするのだけれど、とにかく感動する。
このバルトークはすごい!久々に興奮している。
今年これまで聞いてきた様々なディスクの中でも
もしかしたら最高の名盤になるのではないか!
ギーレンを聞こう!ギーレンはいい!!最高だ。

Hanssler CD 93.184

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2006年11月14日 (火)

打ち合わせ後のラーメン

市役所から昼には戻ってきたのだが、
夕方から工務店で打ち合わせ。
住宅Aの中間検査の段取りや
その翌日は住宅Mの建て方工事で
今週はこれから超バタバタだ。
金曜日から軸組み木材が搬入されて、
最初に土台、そして土曜日一気に組みあがる。

そしてもうひとつ今日の話のメインは、
先日現場を確認してきた新宿区のマンション、
正確にはマンションの一室のリニューアル。
私の方で見積り案を作って、工務店と打ち合わせをして、
すでに提案したのだが、実は予算オーバーで
お任せするので何とか予算内に収めてほしいと
そこで減額の修正案を昨日の晩に考えたのだが、
設備関係はそのまま、改造する間取りもそのまま、
その代わり、収納は思い切って簡略化して、
手書きスケッチ図面だけど、見てもらい、
これなら予算に入ると工務店は了承、
施主にFAXして、これで決定となって、まとまった。
リニューアルなので、建築として、
特別に個性的とか、そういう物件ではないのだが、
与えられた条件の中で仕事をまとめていくという難しさ、
それをクリアできたということにおいては、
大いに達成感がある。

話を終えて、工務店の社長といつもの
「ラーメンを食べに行こう!」ということで
今日は私のお気に入りだが、何回か行ったことがある
十日市場の「大桜」に行ったのだが、
また今日も残念!定休日か?閉まっていた。
仕方ないので、同じ「大桜」の今宿店にまで行ってきた。
横浜市旭区今宿東町の国道16号(八王子街道)沿
おいしかった。スープと麺の相性がいい。
今日食べたのは「のりチャッたま」。

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横浜の風景から 11

20061114

横浜市開港記念会館である。
横浜を代表する歴史的建造物で
国の重要文化財にも指定されている。
今日は住宅Aの中間検査(第1回)申請書を出しに
市役所へ行ってきたので、その後ちょっと足をのばして、
開港記念館の通りを散歩してきた。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月13日 (月)

バイロイト音楽祭2005

20061113

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第2幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

今日から第2幕を聞いている。
厳粛な第1幕と清らかな第3幕の間にあって、
第2幕は全体の中でも最も劇的な展開であり、
音楽もまた緊張感に満ちて、そして美しい。
ブーレーズはここでも流れるような音楽づくりであり、
ティーレマンのような起伏のある演奏に比べると
ある程度、平坦な印象もなくはないのだが、
しかしこの徹底ぶりこそがブーレーズであるともいえるだろう。
情景を音楽で、豊かな表情をもって伝えてくる
という点においては、ティーレマンの演奏は別格であった。
ブーレーズは40年前も現在もブーレーズ流を貫いている。
これからじっくりと聞いて、それからまた感想を。
しかしそれにしてもゴチャゴチャした舞台だ。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月11日 (土)

バイロイト音楽祭2005

20061111a

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第1幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

画像中央にいる白い衣装がアンフォルタスの
アレクサンダー・マルコ・ブールメスターで
ということは、第1幕の前半
「アンフォルタスの苦悩」の場面であろう。
背後のスクリーンにウサギの映像が映し出されて、
クリストフ・シュリンゲンジーフの演出では、
全編を通してウサギのモチーフが多用されているようなのだが、
最初の年(2004年)は、そのウサギについて意味がわからないと
映像の醜さもあって、批判の的だったのだが、
その後、このウサギが広く理解されたのか?
それはわからないが、私にとっては情報がないので、
今も意味不明である。

「グルネマンツの語り」の場面で、
クリングゾルとその花園について話題が及んだときに
背後で流れる音楽は、第2幕の花園の場面で
乙女たちがパルジファルを誘惑する動機が引用されて、
ほんの短い時間だけど、私はそこが大好きである。
第1幕は非常に厳粛に堅い空気に支配されているのだけど、
そこだけが少し俗っぽさが感じられて、
甘美な旋律が流れだすのである。

20061111b_1

グルネマンツのローベルト・ホルは素晴らしいのだが、
しかしこの風貌、もちろん演出上の要求だが、ひどい。
雪男みたいな衣装で、ライオンの鬣のような。
グルネマンツの威厳に満ちた役柄はどこへ?
「グルネマンツの語り」は第1幕の中でも重要な場面だが、
その感動的な音楽と舞台上の場面との不一致!
音楽が素晴らしければ素晴らしいほどに、
舞台から目を背けたくなるという批評、
激しいブーイングも納得である。

CDR245/246/247/248

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2006年11月10日 (金)

バイロイト音楽祭2005

20061110

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第1幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

音で聞いているので、ブーレーズ指揮の「パルジファル」は、
それはそれは、この上なく素晴らしい演奏だが、
というのも、私がはじめて聞いた「パルジファル」も
ブーレーズ指揮のバイロイト1970のCDだったので
いつまでもブーレーズが基準となっていて、
ブーレーズで聞くときが一番落ち着くのである。
今日の演奏では、いわゆるブーレーズのイメージで
鋭く、どこまでも明瞭に音楽を解決していくブーレーズならではの感覚、
そして一方の今度はまさにワーグナーというべき、
たっぷりとした豊かな音響に包まれて、その心地よさといったら、
それは感動的な、この両者が共存する見事さといったら、
さすがにブーレーズならではの絶妙な「パルジファル」であり究極だ。
鋭く切り込んでいくところや速いテンポ設定で
無駄に動機を引きずらないというところに注目すれば
それはブーレーズ的ともいえるのかもしれないけれど、
響きとしてはよく鳴っているし、むしろそのメリハリに魅力があると
バイロイトのブーレーズがこれで聞き納めとなるならば、
それは残念で仕方ない。

一方で問題のシュリンゲンジーフの演出だが、
写真にもあるとおり、「ゴミの山」というような評価もあって、
混沌とした舞台は、ブーレーズの音楽とは非常に対称的である。
音楽が絶え間なく流れ続けるので、
ブーレーズは醜い舞台を完全に無視して、
一方的に音楽にひたすら集中しているというような
そんな評価もどこかで読んだような気もするのだが、
決してそんなことはないと私は思うのだけれど。
指揮者のところには舞台を映し出すモニターがあって、
それを見ながら、音楽の進行をコントロールしているのだが、
シュリンゲンジーフのような複雑な舞台セットでは、
舞台上の歌手に注意しなければ、きっと崩壊してしまう。
実際に第2幕の花園の場面では、
乙女たちの6重唱で困難を極めているそうな。
バイロイト音楽祭は、2006年の舞台写真については、
さらに詳しく内容を把握できる画像を発表しており、
それを見るとますますわからなくなるのだけれど、
また2006年の演奏についてのときにしよう。
しかしそれにしても、舞台のイメージと音とが、
これほどまで一致しないのも実に不思議である。

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2006年11月 9日 (木)

バイロイト音楽祭2007の話題

ちょっとだけバイロイト音楽祭2007の話題を。
注目は新演出の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」である。
演出はカタリーナ・ワーグナーでバイロイト・デビュー。
カタリーナはウォルフガング・ワーグナー総監督の娘。
指揮はすでに発表されている通り、セバスティアン・ヴァイグレ。
これは今年の新演出リング(ティーレマン指揮)に続いて、
たいへん期待の存在なのだが、驚いたことに、
2007年は「トリスタンとイゾルデ」が消えた。
クリストフ・マルターラーの演出だが、たった2年で消えてしまって、
一体どういうことだろう。おそらくいずれ復活すると思うのだが。
その際に演出の大幅な変更がなされるのか?
でもこういうことならば、ペーター・シュナイダーの存在は偉大だが、
しかし2006年も大植英次で続行してほしかった!と
これはやはり厳重抗議である(笑)

かわりに「タンホイザー」が早くも復活。
ティーレマンがリングに移ったため、今年は上演されなかったが、
来年の指揮は、ファビオ・ルイージが予定されているらしい。
素晴らしい!うれしいではないか!ルイージの大ファンである。
こういう展開は大歓迎なのだが、実は私は、
フィリップ・アルロー演出の「タンホイザー」は
きっと復活するだろうと予想していたのだけれど、
その際にはぜひ準・メルクルが登場しないかと
ひそかに期待していたのだが、ルイージだった。
ライプツィヒMDRつながりではあるのだが、
前任者ですでに実績のある方に行ったということだ。
2007年はまた話題の年になると思う。

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2006年11月 8日 (水)

バイロイト音楽祭2005

フィラデルフィア管弦楽団のダウンロード・サービスで
昨シーズンのエッシェンバッハの指揮による
ベートーヴェンの交響曲を聞いてきたのだが、
演奏された順に1,5,2,4,3と来たところで、
後半の4曲をダウンロードしようとしたところ、
次に聞こうと思っている第6番「田園」が
「プレ・オーダー」で待機となってしまったのである。
第7番以降はすでに手に入っているのだが、
しかしせっかく順番に聞き進んできたので、
ここで逆転してしまうのもつまらないので、
ちょっとお休みすることにした。

そこで今日からバイロイト音楽祭2005で
こちらも長い時間をかけて順番に聞いてきたのだが、
ついに最後となる「パルジファル」である。
ピエール・ブーレーズがバイロイトで指揮するのは、
おそらくこの2005年が最後となると思われる。
実際に今年2006年は、「パルジファル」は、
アダム・フィッシャーが引き継いだ。
これからじっくり聞いて、感想はまた改めて。

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2006年11月 7日 (火)

打ち合わせ後のラーメン

今日は夕方から工務店で打ち合わせ。
住宅Mは基礎の工事中だが、
先週一週間は、木造軸組みのプレカット図面のチェックで
FAXが届いては、修正を指示して、それを繰り返し、
やっと密度を上げて、今日の夕方、承認書をFAXした。
私の印鑑と工務店の社印を並べて。
それで軸組み木材の納品予定日が出てきているのだが、
さらにその後の上棟式はいつがいいかと。
暦の本で縁起のいい日を探して、候補日を決定。

もうひとつ新宿区の物件で
事務所用に使用しているマンションの一室の
リニューアル工事の話が来ていて、
現場を見に行かないとはじまらないのだが、
段取りや今後の予定などを工務店に相談。

そしてその後、ラーメンを食べに行こうということで、
いつもの4号家に行ったのだが、
今日も残念、お休みだった。
以前は年中無休と書いてあったのだが、
火曜が定休になったのか?ついてない。
それで今日は久々なんだけど、
瀬谷区橋戸の中原街道沿い「くわんくわん」に行ってきた。
ここは九州豚骨のお店でおいしい!有名店。
時間帯によっては行列ができる。
今日のスープの出来を点数表示していて「6点」だった。
8点が「超」、7点が「優」、6点が「良」、5点が「可」、
5点を切ると100円引きになる。
3.5点を切ったら、その日は即閉店。
以前に一度7点を食べたことがあったと思う。
今日は6点だから「良」なんだけど、
まろやかでほんのり甘みも感じられる、
脂がきつくないのがいいのだけど、おいしいのである。
焼豚もとろけるようで素晴らしい!
今日は大満足。また行きたい。

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2006年11月 6日 (月)

設計レポート~住宅M

今日は住宅Mの基礎耐圧盤のコンクリート打設で
朝から現場に行っていた。

20061106a

組み上がった鉄筋だが、強くしてもらったのだけど、
しかしそれにしてもこの配筋は壮観だ!
コンクリートを打ってしまうのが寂しいぐらい。

20061106b
20061106c

ミキサー車3台分のコンクリートである。
耐圧盤のスラブ厚も比較的厚いのだが、
あっという間に大量のコンクリートが流されていく。

20061106d

高強度のベタ基礎が形成されると思う。
仕事の質というものが全く違うので、
建売住宅やハウスメーカーなどと比較しても意味がないけれど、
しかしそれにしてもこの基礎は強いと思う。

住宅Aの設計レポートが止まっているが、
現在は住宅Mの現場が活発に動いており、
住宅Aはまだこれからなので、また改めて。
地下の土工事、捨てコンクリの打設まではすでに終わっている。
ただいま鉄筋を準備中。

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2006年11月 4日 (土)

落語のCD化

連休なので、落語のCD化を。
今回はすべて五代目の古今亭志ん生。
「強情灸」「鮑のし」「替り目」「芝浜」
父が録音したコレクションから
全盛期の志ん生さんで素晴らしいものばかり。
声が違うし、勢いが違うし、最高に面白くて、感動。
「強情灸」の灸の熱さに耐える「ウゥ~」って絶叫!
異常にテンションの高い志ん生さんですごいテンポ感。
「鮑のし」ひと言ひと言にずっと笑いっぱなし。傑作である。
「替り目」酔っ払いとしっかり者のおかみさん。
志ん生さんが地で行く「替り目」といえばまさに志ん生。
後半はちょっとしんみりとした展開。
同じ流れで「芝浜」。人情噺である。
欲に目がくらんだ熊さんを改心させる
同じくしっかり者のおかみさん。
味わい深い志ん生さんの語り口で感動的である。
落語は素晴らしい。そしてさすがに志ん生さん。

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2006年11月 3日 (金)

横浜の風景から 10

20061103

横浜市営三ツ境住宅である。
建築関係の方はご存知の方も多いと思うが、
建築家山本理顕さんの設計による集合住宅。
私の家から歩いていける範囲ということもあるし、
ちょうど工務店に行く途中にあって、
この辺はよく通るので、親しみのある作品だ。
低層の建物を平面的に分散させて配置して、
風景や町並みとも一体化して、
さすがに理顕さんならではの建築。
三ツ境の古くからの住宅地内にあって、
ここに来るまで全くその存在が見えないし、
そこに立つと突然広がる住宅群、素晴らしい計画である。
それぞれの住戸の周辺環境との関係性は興味深く、
共用空間や外部へ開放的なスペースを利用して、
ガーデニングなど、楽しそうに暮らしている姿を見ると
こちらまで豊かな気持ちに思えてくるから不思議である。
しかしその一方で、市営住宅という性格上、
立て替え以前の昔からここで生活している人も多く、
高齢化に直面している現実もあり、
斬新な生活スタイルを受け入れにくく、
いまだに馴染めないでいる人もあるということも事実だ。
私は大好きな作品なのだけれど、
それをすべての人に理解させるというのはやはり無理なのか?

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2006年11月 2日 (木)

ゼルキンのモーツァルト 3

ルドルフ・ゼルキンのモーツァルトで
今日はK.503とK.459のピアノ協奏曲。
クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団。
このシリーズ、続きを聞くのはちょっと久しぶりになるが、
少しずつ大切に聞いている。
第25番と第19番という一枚だが、
このディスクも発売当時のつまり1980年代、
まだゼルキンが生きていたその頃から、
名演ということで評価が高かったのだが、
この音の美しさ、まさに天国的な安らぎに包まれる。
第25番は昔から大好きな作品で、
というのもミケランジェリの演奏を聞いて、
それ以来、すっかりこの曲にはまってしまったのだが、
ミケランジェリの演奏も遅いテンポでとことん美音を追求して、
しかしその後いろいろ聞けば聞くほど、若いピアニストなんて、
もっと全然速いテンポで弾き進んで、
力強く、ガンガン鳴らしていることも多いのである。
このゼルキンの演奏といったら、全く逆で
弱音を中心に常に自然な表情、柔らかな表現で慈しみの世界、
テクニックを駆使しているということをひたすら打ち消して、
ただただモーツァルトの音楽を愛らしく響かせることに
すべてを捧げているような、これは悟りの境地である。
ピアノ協奏曲というジャンルは、
ラフマニノフやチャイコフスキーなどのように
驚異的なテクニックを披露して、その迫力に圧倒される、
ピアニストの存在がすべての中心にきて
その華やかさ、豪華さが魅力であると
そういう作品だって、多いのだけど、
ここでのゼルキン、とにかく逆であり、
でもそこが何ともいえなく感動的で、虜になってしまう。
モーツァルトやベートーヴェンの時代だって、
作曲者自身も演奏するために、当時としては
非常に画期的な発想でその腕前を競うような作品を書いていたのである。
でもここでのゼルキンの演奏には、そんな目立とうとする姿勢がなくて、
こういう演奏のあり方も存在するのだって、それが驚き。
このような芸当は、やはりルドルフ・ゼルキンのような人でないと、
巨匠であればよいというものでもないし、そうはできないのだろう。
ルドルフ・ゼルキンは、晩年に素晴らしい録音を残してくれた。
その最後ともいうべきこれら一連の録音群は、本当に強く輝いている。

DG 00289 477 5214

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2006年11月 1日 (水)

ロンドン交響楽団2005/2006

ベルナルト・ハイティンクとロンドン交響楽団による
2005/2006シーズンのベートーヴェン・チクルスから
交響曲第4番と第8番。2006年4月のライブ。
これで全集が完成である。
第4番の序奏の部分から速いテンポであり、
それは全体を通して、見事に貫かれて、
活気あふれ、エネルギッシュな展開、運動性の持続、
巨匠ハイティンクの若々しさには今回も驚かされた。
いや、これまでで最も元気に気合が入っているかもしれない。
その素晴らしさにこちらも熱くなって、喜びをかみしめる。
今回の全集録音では、リズムの扱い方が非常に特長的で、
より際立って強調される音楽の抑揚、
そこに力強い生命力がみなぎっているのだが、
一方で音楽の流れ、流麗な表現も実に見事であり、
それらが極めて自然な形で両立されてしまうところが、
今日のハイティンクのすごさである。
その点において、ここでの第4番、第8番という交響曲は、
そうした魅力があふれ出す、まさにというべき作品であり、
迫力と同時に細やかな表情、細部の美しさ、透明感、
今回のシリーズの中でも最高の名演なのではないか。
ハイティンクというと、昔から端整に丁寧な音楽づくりをすると
しかし一方で内面からあふれ出す音楽の大きさ、深まり、
それもあって、緻密な音をさせている
という印象はあまりもっていないのだが、
しかしここでのベートーヴェンでは、
細部に光を当てる緻密な要素も多く兼ね備えており、
とにかくこういうベートーヴェン像を打ち出せるというのは、
現在のハイティンクぐらいなものである。
長年にわたって積み上げられてきた成果の結晶であると
現代の最も理想的なベートーヴェン演奏を聞かせてもらえたと私は思う。
このシリーズは偉大な記録であり、心から楽しませてもらった。

LSO 0087

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
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