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2006年12月25日 (月)

バイロイト音楽祭1955

バイロイト音楽祭1955から楽劇「ジークフリート」
図面を描きながら、全三幕を一気に聞いてしまった。
ヨゼフ・カイルベルトの指揮による
昨日までに聞いた「ワルキューレ」も素晴らしかったが、
この「ジークフリート」は圧倒的で、感動しすぎて言葉もない。
すごい迫力で、力強く迫ってくる。重厚である。
「ニーベルングの指環」の解釈としては、
主導動機をいかに分析して、音楽の中で明らかにしていくか、
それは内容を理解する上で重要な手がかりとなり、
ひとつひとつ丁寧に解きほぐしていくような演奏もあるのだが、
カイルベルトは一方であまり神経質になりすぎずに
もっと音楽の流れに乗って、勢いよく
一気に語り聞かせてしまうような演奏である。
各場面をひとつずつ結び付けていくというよりは、
全部聞き終えた後に、いつのまにか
物語の全体像が頭の中に叩き込まれているような、
それにしても存在感の強い音、説得力ある響きである。
カイルベルトのワーグナーは、速いテンポで引き締まっており、
戦後バイロイトはここにはじまっているわけだが、
なぜかワーグナーというと膨張傾向の雄大なイメージがあって、
私はこういう凄まじく突き進むワーグナーが大好きである。
1960年代後半のカール・ベームのリングもそうであり、
真実の響きが聞こえてくるワーグナー演奏は偉大だ。
カイルベルトの「ジークフリート」は、すべてにおいて感動的なのだが、
第3幕のさすらい人(ウォータン)の制止を振り切って、
炎の山に上り詰め、深く眠るブリュンヒルデの元へ行く場面、
この辺の壮大な音楽、喜びに輝いて、情熱的な表現、
あまりの素晴らしさに夢中になって聞き入ってしまった。
ハンス・ホッター、ウォルフガング・ヴィントガッセン、
アストリッド・ヴァルナイなど、迫力の歌唱で歌手もすごい。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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