« フィラデルフィア2005/2006 | トップページ | 設計レポート~住宅M »

2006年12月 4日 (月)

フィラデルフィア2005/2006

フィラデルフィア管弦楽団のダウンロード・サービスを利用して、
配信されているライブ音源を編集してCD化。
http://www.philorch.org
2005/2006シーズンのエッシェンバッハの指揮による
ベートーヴェンの交響曲全曲演奏からいよいよ第9番。
配信されている音源は2006年5月20日の演奏である。

このベートーヴェン・チクルスでは交響曲全曲を通して明るい響きであり、
それがエッシェンバッハ時代のフィラデルフィア・サウンドなのだと、
しかしさすがに第9では、オーケストラ全員が深い共感によって
ひとつになっている感があり、聞けば聞くほどに感動的な演奏である。
この音色は、第3楽章以降、特に第4楽章の歓喜の響きにぴったりで
しかしその集中力と引き締まった音楽づくりで前半もやはりいい。
最初に聞いたときは、軽いなという印象もあったのだが、
軽いという表現も少し違っていて、動きのあるしなやかな音楽性、
音楽そのものを自在に操っているような印象、
この辺はエッシェンバッハの好みがよく現れているのである。
しかしハンブルク時代の重厚にして荘厳な音楽からは、
アメリカの新しい響きを得て、変貌を遂げているともいえるであろう。
でも今回は、エッシェンバッハの演奏にしては、
そんなに仕掛けが用意されているわけでもなく、
真正面から音楽に向き合っていることが伝わってくる。
もちろん細部までじっくりと作りこまれた表現ではあるのだが。

私の場合、第9は季節に関係なく、
正月でも春でも、夏でも、一年中聞きたいときに聞くのだが、
日本人の習慣にそって、年末に聞く第9もやはりいい。
もう12月である。年末の気分になってくる。

CDR251

「クリストフ・エッシェンバッハ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

|

« フィラデルフィア2005/2006 | トップページ | 設計レポート~住宅M »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/12962411

この記事へのトラックバック一覧です: フィラデルフィア2005/2006:

« フィラデルフィア2005/2006 | トップページ | 設計レポート~住宅M »