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2007年1月 6日 (土)

バイロイト音楽祭1980

ピエール・ブーレーズ指揮の「ニーベルングの指環」
今日は楽劇「ワルキューレ」から第2幕と第3幕。
そろそろブーレーズのリングに耳が慣れてきたようだ。
響きの軽さは気にならなくなって、鋭さや勢いに力強さを感じる。
ブーレーズのリングは久しぶりに聞くので、
年末にカイルベルトを聞いてしまったし、
しかししだいに耳がブーレーズ対応になってきた。
やっぱりこの音作りだと第2幕も冴えている。
第3幕はさらにいい。停滞なく音楽は流れ、明解だ。
この明解さに学ぶことは多いのである。
ここまではっきりやってくれる演奏もなかなかないので、
聞いていて、本当に視界がきれいに晴れてくる。
改めて聞くとこの第3幕は特に素晴らしくて、
思えば2000年のシノーポリなどはここで
停滞の中で解剖していくことで
ひとつずつ丁寧に明らかにしようというような演奏、
その後のアダム・フィッシャーは、
もう少し自然に音楽が流れ、つながりを取り戻していたが、
それよりもブーレーズは、第3幕だけでも10分早くて、
澱みなく流れる音楽の中でこの明瞭な解像度といったら、
それはそれは快感で輝きも増す。
第3幕第1場の9人のワルキューレが登場し、
第2場ではそこにヴォータンが加わって、
要素の多いところを超快速に一気に描き上げて、
一方で第3場に移り、ブリュンヒルデとヴォータンによるやり取り、
そこではぐっとテンポを落として精妙に
場面転換での特徴づけ、メリハリのきいた描き分け、
この鮮やかさといったら、何ともたまらなくお見事!
ブーレーズである。とにかくすごい!

PHILIPS 475 7960

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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